令和3年度 春期 午前 問11
システム構成要素
グリッドコンピューティングの説明
グリッドコンピューティングの説明はどれか。
- アOS を実行するプロセッサ,アプリケーションソフトウェアを実行するプロセッサというように,それぞれの役割が決定されている複数のプロセッサによって処理を分散する方式である。
- イPC から大型コンピュータまで,ネットワーク上にある複数のプロセッサに処理を分散し,大規模な一つの処理を行う方式である。
- ウカーネルプロセスとユーザプロセスを区別せずに,同等な複数のプロセッサに処理を分散する方式である。
- エプロセッサ上でスレッド(プログラムの実行単位)レベルの並列化を実現し,プロセッサの利用効率を高める方式である。
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✓ これが正解イPC から大型コンピュータまで,ネットワーク上にある複数のプロセッサに処理を分散し,大規模な一つの処理を行う方式である。
解説
ネットワーク上の多数の機械で一つの処理を行います。
設問は、処理を分散させる四通りの方式の説明の中から、グリッドコンピューティングに当たるものを選ばせています。ですから見分けの軸は、分散させる先が一台の装置に収まった複数のプロセッサなのか、それともネットワークでつながった別々のコンピュータなのか、という一点だけです。グリッドコンピューティングは、小型のパソコンから大型のコンピュータまで、ネットワーク上に散らばった計算資源を束ね、全体を一つの大きなコンピュータのように見立てて、規模の大きい一つの処理をやり遂げる考え方です。装置の内部で役割をどう振り分けるかではなく、離れた場所にある多数の機械をまたいで力を集めるところに特徴があります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アOS を実行するプロセッサ,アプリケーシ…:一台の装置の中で、OS を担当するプロセッサとアプリケーションソフトウェアを担当するプロセッサというように役割を決めて分ける方式の説明です。分散の範囲が装置の内部にとどまっています。
- ウカーネルプロセスとユーザプロセスを区別せ…:一台の装置の中で、対等な複数のプロセッサへ区別なく処理を割り振る方式の説明です。役割を固定しない点が先の方式との違いですが、離れた機械を束ねる仕組みではありません。
- エプロセッサ上でスレッド(プログラムの実行…:一つのプロセッサの中で実行の単位を並行させ、空き時間を減らして利用効率を上げる方式の説明です。そもそも複数の機械に処理を分ける話ではなく、単一のプロセッサの中の工夫にとどまります。
この問題の用語
- アプリケーションソフトウェア利用者の目的に直接こたえるソフトウェアで、表計算や会計、業務用の専用ソフトなどがあたります。機器そのものを動かす基本ソフトウェアの上で動きます。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問11
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