令和8年度 北海道 午前 問34
主な医薬品とその作用
消化管の運動に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、2箇所の( a )内はどちらも同じ字句が入る。
消化管の運動は( a )の刺激によって亢進する。( b )は、( a )の伝達物質である( c )と受容体の反応を妨げることで、その働きを抑える。
- 1a=交感神経系 b=抗ヒスタミン成分 c=アドレナリン
- 2a=副交感神経系 b=抗コリン成分 c=アセチルコリン
- 3a=交感神経系 b=抗コリン成分 c=アセチルコリン
- 4a=副交感神経系 b=抗ヒスタミン成分 c=ヒスタミン
- 5a=副交感神経系 b=抗コリン成分 c=アドレナリン
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✓ これが正解2a=副交感神経系 b=抗コリン成分 c=アセチルコリン
解説
副交感神経系・抗コリン成分・アセチルコリン、の組み合わせ
手引き第3章の胃腸鎮痛鎮痙薬の項にある、抗コリン成分の働きの知識を問う穴埋めです。
aには副交感神経系が入ります。消化管の運動は、副交感神経系の刺激によって亢進します。交感神経系は、緊張や興奮のときに優位になり、消化管の運動をむしろ抑える方向に働くので当てはまりません。bには抗コリン成分が入ります。抗コリン成分は、副交感神経の働きを抑えて、胃痛、腹痛、さしこみを鎮めたり、胃酸の過剰な分泌を抑えたりする目的で用いられます。抗ヒスタミン成分はヒスタミンの働きを抑える成分で、この文脈の成分ではありません。cにはアセチルコリンが入ります。副交感神経系の伝達物質はアセチルコリンで、抗コリン成分はアセチルコリンと受容体の反応を妨げます。アドレナリンは交感神経系に関わる物質、ヒスタミンはアレルギーなどに関わる物質で、どちらも副交感神経系の伝達物質ではありません。
a=副交感神経系、b=抗コリン成分、c=アセチルコリンの組み合わせが正解です。抗コリンのコリンはアセチルコリンのコリン、と名前でつなげると取り違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1a=交感神経系 b=抗ヒスタミン成分 c=アドレナリン:a を交感神経系、b を抗ヒスタミン成分、c をアドレナリンとしており、三つとも誤りです。消化管の運動を亢進させるのは副交感神経系で、その伝達物質はアセチルコリンです。
- 3a=交感神経系 b=抗コリン成分 c=アセチルコリン:b とc は合っていますが、a を交感神経系としている点が誤りです。消化管の運動を高めるのは副交感神経系の刺激で、アセチルコリンはその伝達物質です。
- 4a=副交感神経系 b=抗ヒスタミン成分 c=ヒスタミン:a は合っていますが、b を抗ヒスタミン成分、c をヒスタミンとしている点が誤りです。副交感神経系の伝達物質はアセチルコリンで、その働きを妨げるのは抗コリン成分です。
- 5a=副交感神経系 b=抗コリン成分 c=アドレナリン:a とb は合っていますが、c をアドレナリンとしている点が誤りです。抗コリン成分が反応を妨げるのは、副交感神経系の伝達物質であるアセチルコリンです。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問34(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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