令和8年度 北海道 午前 問24
主な医薬品とその作用
睡眠改善薬に関する問題
眠気を促す薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、睡眠改善薬の適用対象となる。
b 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、慢性的に続く睡眠障害の緩和に適している。
c 生薬成分のみからなる鎮静薬であっても、複数の鎮静薬の併用や、長期連用は避けるべきである。
d アリルイソプロピルアセチル尿素は、少量でも眠気を催しやすく、それにより重大な事故を招くおそれがある。
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
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✓ これが正解4(c、d)
解説
c・dが正。妊娠中の睡眠障害や慢性の不眠は対象外
手引き第3章の眠気を促す薬(催眠鎮静薬)の項の知識で判断します。
aは誤りです。妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、睡眠改善薬の適用対象ではありません。妊婦又は妊娠していると思われる女性は、睡眠改善薬の使用を避けることとされています。bも誤りです。抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)は、一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられるもので、慢性的に不眠症状がある人や、医療機関で不眠症の診断を受けている人を対象とするものではありません。cは正しく、生薬成分のみからなる鎮静薬であっても、複数の鎮静薬の併用や長期連用は避けるべきとされています。dも正しく、アリルイソプロピルアセチル尿素は、少量でも眠気を催しやすく、それにより重大な事故を招くおそれがあるため、使用後は乗物や危険を伴う機械類の運転操作を避ける必要があります。
正しいのはcとdなので、その組み合わせが正解です。睡眠改善薬は一時的な睡眠障害向けで、妊娠中や慢性の不眠は対象外、と対象の境目で覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):a もb も誤りです。妊娠中の睡眠障害は睡眠改善薬の対象ではなく、抗ヒスタミン成分を主薬とする薬は一時的な不眠向けで、慢性の睡眠障害には適しません。
- 2(a、c):c は正しいものの、a は誤りです。妊娠中に起こりやすい睡眠障害はホルモンや体型の変化などによるもので、睡眠改善薬の適用対象とはされていません。
- 3(b、d):d は正しいものの、b は誤りです。抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、寝つきが悪いなどの一時的な睡眠障害を和らげるためのもので、慢性的な不眠は対象外です。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問24(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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