令和7年度 北海道 午後 問11
人体の働きと医薬品
口腔内崩壊錠に関する問題
内服薬の剤形及びその一般的な特徴に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 口腔内崩壊錠は、舌下で溶解させ、有効成分を口腔粘膜から吸収させる。
b 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。
c 経口液剤は、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
d カプセル剤は、カプセル内に散剤や液剤等を充填した剤形であり、カプセルの原材料として乳糖が広く用いられているため、乳成分に対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要である。
- 1(a、b)
- 2(a、d)
- 3(b、c)
- 4(c、d)
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✓ これが正解3(b、c)
解説
顆粒剤(b)と経口液剤(c)の説明が正しい組み合わせです。
内服薬の剤形ごとの特徴は、手引きの第2章(薬が働く仕組み)の剤形の項で扱われます。どの剤形がどこで溶け、どこから吸収されるかを押さえて判断します。
aは誤りです。口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がされた錠剤で、水なしで服用でき、溶けたものを飲み込んで消化管から吸収させます。舌の下で溶かして口腔粘膜から吸収させるのは舌下錠などの説明です。bは正しく、顆粒剤は粒の表面がコーティングされているものもあるため、噛み砕かずに水などで飲み込みます。cも正しく、経口液剤は有効成分がすでに液中に溶けたり分散したりしているので、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されます。dは誤りで、カプセルの原材料として広く用いられているのはゼラチンです。ゼラチンはブタなどのタンパク質を主成分としているため、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要です。乳糖ではありません。
したがって、bとcを選ぶ組み合わせが正解です。カプセルはゼラチン、口腔内崩壊錠は溶かして飲み込む、と材料と吸収の場所で区別しましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):b は合っていますが、a が違います。口腔内崩壊錠は唾液で溶かしたあと飲み込み、消化管で吸収させる錠剤で、粘膜からの吸収をねらうものではありません。
- 2(a、d):a・d はどちらも誤りです。口腔内崩壊錠は溶けたものを飲み込む剤形であり、またカプセルの主な材料は乳糖ではなくブタなど由来のゼラチンです。
- 4(c、d):液剤の吸収の速さを述べた c は合っていますが、d が違います。注意すべきはゼラチンへのアレルギーで、乳成分のアレルギーを理由とする説明は当てはまりません。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問11(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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