令和7年度 北海道 午後 問1
人体の働きと医薬品
唾液に関する問題
口腔に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 唾液には、リゾチーム等の殺菌・抗菌物質が含まれており、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用がある。
b 唾液によって口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
c 歯の齲蝕がエナメル質に達すると、神経が刺激されて、歯がしみたり痛みを感じるようになる。
d 舌には、咀嚼された飲食物を撹拌して唾液と混和させる働きがある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 誤
- 2正 正 誤 正
- 3正 誤 誤 正
- 4誤 誤 正 正
- 5誤 正 誤 誤
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✓ これが正解2正 正 誤 正
解説
a・b・dが正、cは象牙質に達したときの話なので誤りです。
口腔の働きは、手引きの第2章(人体の構造と働き)の消化器系の項で扱われます。唾液・歯・舌の働きをそれぞれ押さえて判断します。
aは正しい記述です。唾液にはリゾチームなどの殺菌・抗菌物質が含まれ、口腔粘膜を保護・洗浄し、殺菌する作用があります。bも正しく、唾液によって口腔内のpHはほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕(虫歯)を防いでいます。cは誤りです。歯の表面のエナメル質は体の中で最も硬い部分で、齲蝕がエナメル質にとどまっている段階では神経は刺激されません。その下の象牙質まで齲蝕が達すると、神経が刺激されて歯がしみたり痛みを感じるようになります。dは正しく、舌には咀嚼された飲食物を撹拌して唾液と混ぜ合わせる働きがあります。
したがって、a正・b正・c誤・d正の組み合わせが正解です。歯の層はエナメル質→象牙質→歯髄の順に内側へ進み、痛みが出るのは象牙質から、と層の順番で覚えると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 誤:c を正としていますが、エナメル質にとどまる齲蝕では神経は刺激されません。しみる・痛むのは象牙質まで進んだときで、c は誤りです。d を誤りとしている点も合いません。
- 3正 誤 誤 正:b を誤りとしていますが、唾液は口腔内のpHをほぼ中性に保ち、酸による歯の齲蝕を防いでいるので b は正しい記述です。c・d の判定は合っています。
- 4誤 誤 正 正:a・b を誤りとしていますが、どちらも唾液の働きとして正しい記述です。さらに c を正としている点も、痛みが出るのは象牙質まで進んでからなので合いません。
- 5誤 正 誤 誤:a と d を誤りとしていますが、リゾチームによる殺菌作用も、舌が飲食物を撹拌して唾液と混ぜる働きも、どちらも正しい記述です。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問1(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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