令和5年度 北海道 午後 問12
人体の働きと医薬品
交感神経に関する問題
次の記述は、自律神経系に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。
b 通常、交感神経系と副交感神経系は、互いに拮抗して働く。
c 目では、交感神経系が活発になると瞳孔が収縮する。
d 胃では、副交感神経が活発になると胃液の分泌が亢進する。
- 1(a、c)
- 2(a、d)
- 3(b、c)
- 4(b、d)
答えと解説を見る
✓ これが正解4(b、d)
解説
bとdが正しい。伝達物質は逆で、交感神経では瞳孔が散大する
自律神経系の働き(手引きの人体の働きと医薬品の章の末梢神経系)で判断します。
aは誤りです。交感神経の節後線維の末端から出る神経伝達物質はノルアドレナリン、副交感神経の節後線維の末端から出るのはアセチルコリンです。記述は両者が逆になっています。bは正しい記述です。多くの器官は交感神経系と副交感神経系の両方に支配され、通常は互いに拮抗して(反対向きに)働きます。cは誤りです。目では交感神経系が活発になると瞳孔が散大します。瞳孔が収縮するのは副交感神経系が活発になったときです。dは正しく、胃では副交感神経が活発になると胃液の分泌が亢進します。
したがって、bとdを選ぶ組み合わせが正解です。交感神経は闘う・逃げる場面、副交感神経は休んで消化する場面、と思い浮かべると、瞳孔を開く・胃液を出すの向きが整理できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、c):この組み合わせは、神経伝達物質の名前を入れ替えた記述と、目への作用の向きを取り違えた記述という、誤った二つを選んでいます。
- 2(a、d):a を含めていますが、交感神経の節後線維からはノルアドレナリン、副交感神経の節後線維からはアセチルコリンが出ます。aは逆なので誤りです。
- 3(b、c):c を含めていますが、交感神経系が活発になると瞳孔は開きます。縮むのは副交感神経系の作用なので、cは誤りです。
出典:令和5年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問12(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)