令和3年度 北海道 午後 問68
人体の働きと医薬品
体性神経系に関する問題
末梢神経系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 末梢神経系は、その機能に着目して、体性神経系と自律神経系に分類される。
b 副交感神経系は、体が食事や休憩等の安息状態となるように働く。
c 通常、交感神経系と副交感神経系は、互いに拮抗して働き、一方が活発になっているときには他方は活動を抑制して、効果器を制御している。
d 副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 誤 正
- 2正 正 正 誤
- 3正 誤 誤 正
- 4誤 正 正 誤
- 5誤 誤 正 正
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✓ これが正解2正 正 正 誤
解説
a・b・cが正。副交感神経の伝達物質はアセチルコリン
手引き第2章の神経系(末梢神経系)の知識で判断します。
aは正しい記述です。末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動や知覚などを担う体性神経系と、消化管の運動や血液の循環など生命や身体機能の維持のため無意識に働く自律神経系に分類されます。bも正しい記述です。副交感神経系は、体が食事や休憩等の安息状態となるように働きます。これに対して交感神経系は、体が闘争や恐怖等の緊張状態に対応した態勢をとるように働きます。cも正しい記述です。通常、交感神経系と副交感神経系は互いに拮抗して働き、一方が活発になっているときには他方は活動を抑制して、効果器を制御しています。dは誤りです。副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンです。ノルアドレナリンは交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質です(汗腺を支配する交感神経はアセチルコリン)。
したがって、a正・b正・c正・d誤の組み合わせが正解です。副交感神経はアセチルコリン、交感神経はノルアドレナリンを基本とし、汗腺だけが例外と覚えておくと整理できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 誤 正:cを誤り、dを正しいとしている点が違います。交感神経系と副交感神経系は互いに拮抗して効果器を制御しており、副交感神経の節後線維からはアセチルコリンが放出されます。
- 3正 誤 誤 正:bとcを誤りとしていますが、副交感神経系が安息状態となるよう働くことも、両神経系の拮抗も正しい内容です。また、dの伝達物質はノルアドレナリンではありません。
- 4誤 正 正 誤:aを誤りとしている点が違います。末梢神経系は機能に着目して体性神経系と自律神経系に分けられるという記述は正しいものです。
- 5誤 誤 正 正:aとbを誤り、dを正しいとしている点が違います。末梢神経系の分類も副交感神経系の働きも正しく、副交感神経の伝達物質はアセチルコリンです。
出典:令和3年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問68(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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