令和6年度 北海道 午後 問8
人体の働きと医薬品
副腎髄質に関する問題
泌尿器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 腎臓には内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
b 副腎髄質では、自律神経系に作用するアセチルコリンが産生・分泌される。
c 膀胱内の尿は血液が濾過されて作られるため、糞便とは異なり、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。
d 男性では、加齢とともに前立腺が萎縮し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
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✓ これが正解2(a、c)
解説
aとcが正しく、bは副腎髄質のホルモン、dは前立腺肥大で誤り。
泌尿器系とその周辺の器官の働き(手引き第2章 泌尿器系)で判断します。
aは正しい記述です。腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄で赤血球が作られるのを促すホルモンを分泌します。また、ビタミンDを活性型に変えて骨の形成・維持に関わる働きもあります。bは誤りです。副腎髄質で作られ分泌されるのは、自律神経系に作用するアドレナリン(エピネフリン)とノルアドレナリン(ノルエピネフリン)です。アセチルコリンは副交感神経の末端などから放出される神経伝達物質で、副腎髄質のホルモンではありません。なお副腎皮質ではアルドステロンなどの副腎皮質ホルモンが作られます。cは正しい記述で、膀胱内の尿は血液が濾過されて作られるため、糞便と違い、健康な状態であれば細菌などの微生物は存在しません。dは誤りで、男性では加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難などを生じることがあります。萎縮ではありません。
正しいのはaとcなので、その組み合わせが正解です。覚え方として、副腎髄質はアドレナリン系、副腎皮質はアルドステロンと分け、前立腺は年齢とともに大きくなると覚えておきます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):bを正しいとしている点が違います。副腎髄質が分泌するのはアドレナリンとノルアドレナリンで、アセチルコリンではないため、bは誤りです。
- 3(b、d):bとdを選んでいますが、どちらも誤りです。副腎髄質のホルモンはアドレナリン類で、加齢で起こるのは前立腺の萎縮ではなく肥大です。
- 4(c、d):dを選んでいる点が違います。男性で加齢とともに尿道を圧迫するようになるのは前立腺が大きくなるためで、萎縮によって尿道を圧迫するという説明は成り立ちません。
出典:令和6年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問8(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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