令和7年度 北海道 午後 問5
人体の働きと医薬品
糸球体に関する問題
腎臓及び副腎に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 腎臓に入る動脈は、細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。
b 尿細管では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾過される。
c 腎臓には、内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
d 副腎皮質では、アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
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✓ これが正解2(a、c)
解説
糸球体の形成(a)と赤血球の産生を促すホルモン(c)が正です。
腎臓と副腎の構造・働きは、手引きの第2章の泌尿器系の項で扱われます。濾過される場所と再吸収される場所、副腎の皮質と髄質で作られるホルモンの違いがポイントです。
aは正しく、腎臓に入る動脈は細かく枝分かれし、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成します。糸球体とそれを包むボウマン嚢を合わせて腎小体と呼びます。bは誤りです。尿素などの老廃物が濾過されるのは腎小体(糸球体)で、濾過された原尿が尿細管に入り、尿細管では水分や栄養分などが再吸収されます。cは正しく、腎臓には内分泌腺としての機能があり、骨髄での赤血球の産生を促すホルモンを分泌します。dは誤りで、アドレナリンとノルアドレナリンが作られるのは副腎髄質です。副腎皮質ではアルドステロンなどの副腎皮質ホルモンが作られます。
したがって、aとcを選ぶ組み合わせが正解です。腎小体でこして尿細管で取り戻す、皮質はアルドステロン・髄質はアドレナリン、と場所と役割をセットで覚えると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):b を正としていますが、老廃物が濾過されるのは腎小体(糸球体)です。尿細管は原尿から必要な成分を再吸収する場所なので、b は誤りです。
- 3(b、d):b・d はどちらも誤りです。濾過の場所は尿細管ではなく腎小体で、アドレナリン・ノルアドレナリンを作るのは副腎皮質ではなく副腎髄質です。
- 4(c、d):赤血球を増やすホルモンの c は合っていますが、d が違います。内側の髄質がアドレナリン類を出し、外側の皮質はアルドステロンなどを出す、という分担が逆です。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問5(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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