令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14
技術戦略マネジメント
技術経営における“魔の川”の説明
技術経営における“魔の川”の説明として,適切なものはどれか。
- ア研究の開始までに横たわる障壁
- イ研究の結果を基に製品開発するまでの間に横たわる障壁
- ウ事業化から市場での成功までの間に横たわる障壁
- エ製品開発から事業化までの間に横たわる障壁
答えと解説を見る
✓ これが正解イ研究の結果を基に製品開発するまでの間に横たわる障壁
解説
魔の川は、研究の成果を製品開発につなげるまでの障壁です。
技術経営では、研究から事業の成功までの道のりにある三つの障壁を、魔の川、死の谷、ダーウィンの海という言葉で表します。見分ける軸は、それぞれの障壁がどの段階とどの段階の間にあるかです。魔の川は、基礎的な研究の成果を、具体的な製品の開発へとつなげるまでの障壁です。研究の成果がどれほど優れていても、製品としての形が見えなければ開発には進めません。次の死の谷は、製品開発から事業化までの間にある障壁で、最後のダーウィンの海は、事業化した製品が市場の競争を勝ち抜いて成功するまでの障壁です。研究、開発、事業化、市場での成功の順に、川、谷、海が並ぶと覚えると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア研究の開始までに横たわる障壁:研究の開始までに横たわる障壁という説明は、研究、開発、事業化、市場での成功の各段階の間にある障壁という捉え方と合いません。魔の川は、研究が始まる前ではなく、研究の結果を製品開発につなげるまでの障壁です。
- ウ事業化から市場での成功までの間に横たわる…:事業化から市場での成功までの間にある障壁は、ダーウィンの海と呼ばれます。市場の競争の中で生き残れるかが問われる段階であり、研究の成果を製品開発につなげる段階の障壁とは違います。
- エ製品開発から事業化までの間に横たわる障壁:製品開発から事業化までの間にある障壁は、死の谷と呼ばれます。開発した製品を事業として立ち上げるための資金や体制が問われる段階で、魔の川より一つ後ろの障壁にあたります。
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問14
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)