令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問9
マーケティング
投資収益率に関する問題
目標とする投資収益率を実現するように価格を設定する手法はどれか。
- ア実勢価格設定
- イ需要価格設定
- ウターゲットリターン価格設定
- エ知覚価値価格設定
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✓ これが正解ウターゲットリターン価格設定
解説
目標とする投資収益率から価格を決めるのがターゲットリターン価格設定です。
ターゲットリターン価格設定は、事業に投じた資本に対して目標とする投資収益率を決め、その利益を確保できるように価格を設定する手法です。たとえば投資額に目標収益率を掛けて必要な利益を求め、それを見込み販売数量で割った額を単位当たりのコストに上乗せして価格とします。見分ける軸は、価格を決めるときに何を基準にするかです。この手法は、自社のコストと目標利益という売り手側の数値を基準にする点が特徴です。ほかの選択肢は、競合の価格、需要の強さ、買い手が感じる価値をそれぞれ基準にしています。リターンは投資に対する見返りを意味すると押さえ、手法名と基準を組にして覚えると区別しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア実勢価格設定:実勢価格設定は、競合他社が付けている価格や市場で通用している価格を基準にして自社の価格を決める手法です。自社の目標とする投資収益率から価格を導くわけではないので、設問の説明には当たりません。
- イ需要価格設定:需要価格設定は、需要の強さを基準に価格を決める手法で、たとえば需要の大きい時期や顧客層には高めに設定するといった考え方をとります。目標の投資収益率を基準にする手法ではありません。
- エ知覚価値価格設定:知覚価値価格設定は、買い手がその製品にどれだけの価値を感じているかを基準に価格を決める手法です。基準が買い手の受け止め方にあり、売り手の目標とする投資収益率から価格を決める手法とは出発点が違います。
この問題の用語
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:令和元年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問9
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