令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問8
マーケティング
ブランド拡張の説明
ブランド戦略のうち,ブランド拡張を説明したものはどれか。
- ア既存のブランドネームをそのまま用いた上で,対象市場を新しいマーケットセグメントに変更し,売上高の増加を狙う戦略である。
- イ既存のブランドネームを他の商品においても展開することによって,既存ブランドの認知度を他の商品にも利用し,販売効果を高める戦略である。
- ウ従来の市場をターゲットとし続けるが,従来のブランドネームを廃棄して新しいブランドネームに変更する戦略である。
- エ単一のブランドを強調するだけでなく,同一カテゴリで複数ブランドを使い分けることによって市場シェアの獲得を狙う戦略である。
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✓ これが正解イ既存のブランドネームを他の商品においても展開することによって,既存ブランドの認知度を他の商品にも利用し,販売効果を高める戦略である。
解説
ブランド拡張は、既存ブランド名を他の商品にも展開する戦略です。
ブランド拡張は、すでに確立したブランドネームを、別の商品カテゴリなど他の商品にも付けて展開する戦略です。見分ける軸は、ブランドネームを変えるか、どの商品に付けるか、どの市場を狙うかの組合せです。既存ブランドの認知度や信頼を新しい商品に引き継げるので、新しいブランドを一から育てるよりも広告などの負担を抑えつつ販売効果を高めやすくなります。一方で、新しい商品の評判が悪いと元のブランドの価値まで損なうおそれもあります。既存のブランドネームを他の商品にも展開して認知度を利用するという説明は、この戦略そのものです。拡張という語は、ブランドを付ける商品の範囲を広げることだと捉えると覚えやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア既存のブランドネームをそのまま用いた上で…:同じブランドネームのまま、狙う市場を新しいマーケットセグメントに移して売上増を図る記述です。ブランドを付ける商品の範囲を広げるのではなく、売り込む相手を変える戦略なので、ブランド拡張の説明にはなりません。
- ウ従来の市場をターゲットとし続けるが,従来…:市場は従来のまま、ブランドネームを廃棄して新しい名前に変える記述です。既存ブランドの認知度を他の商品に生かすのではなく、ブランドそのものを入れ替える戦略なので、ブランド拡張とは方向が逆です。
- エ単一のブランドを強調するだけでなく,同一…:同じカテゴリで複数のブランドを使い分けて市場シェアを狙う記述は、一つのカテゴリに複数ブランドを並べる戦略です。一つのブランドを別の商品へ広げるブランド拡張とは、ブランドと商品の対応のさせ方が異なります。
この問題の用語
- 廃棄使わなくなった機器や書類を、処分することをいいます。記録が残る装置は、全領域を上書きしてから引き渡します。
出典:令和元年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問8
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