令和7年度 春期 午前Ⅱ 問9
マーケティング
需要の価格弾力性に関する説明
需要の価格弾力性に関する説明として,適切なものはどれか。
- ア多くの競合他社が代替品を提供している場合,価格弾力性が小さくなりやすい。
- イ価格弾力性が大きい商品の場合,値上げをしても需要量に大きな変化は見られない。
- ウ価格弾力性の値が1の場合,価格を下げても需要量は変化しない。
- エ必需品と贅沢品を比較した場合,一般に必需品の方が価格弾力性は小さい。
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✓ これが正解エ必需品と贅沢品を比較した場合,一般に必需品の方が価格弾力性は小さい。
解説
必需品は値上げしても買う量を減らしにくく、弾力性は小さいです。
需要の価格弾力性は、価格が1%変化したときに需要量が何%変化するかを表す値です。見分ける軸は、価格が変わったときに、その商品を買う量をどれだけ変えられるかです。必需品は、価格が上がっても生活に欠かせないため買う量をあまり減らせず、需要量の変化が小さいので弾力性は小さくなります。贅沢品は、価格が上がれば購入を控えたり先送りしたりしやすく、需要量が大きく変わるので弾力性は大きくなります。したがって、一般に必需品の方が価格弾力性は小さいという説明は適切です。代わりがきかない、なくては困る商品ほど弾力性は小さいと覚えると、他の記述の誤りにも気づけます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア多くの競合他社が代替品を提供している場合…:多くの競合他社が代替品を提供していると、値上げをした商品から代替品へ乗り換えやすくなるので、需要量は大きく変化します。そのため価格弾力性はむしろ大きくなりやすく、小さくなるとする記述は向きが逆です。
- イ価格弾力性が大きい商品の場合,値上げをし…:価格弾力性が大きい商品は、価格の変化に対して需要量が大きく反応する商品です。値上げをすると需要量は大きく減ると考えられるので、大きな変化は見られないとする記述は、弾力性が小さい商品の性質を述べています。
- ウ価格弾力性の値が1の場合,価格を下げても…:価格弾力性の値が1のときは、価格の変化率と需要量の変化率が同じ大きさになります。価格を下げれば需要量はその割合に応じて増えるので、変化しないとする記述は誤りです。需要量が変化しないのは弾力性が0の場合です。
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問9
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