サービスマネジメント|情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B サンプル問題 科目A 問38
ヒューマンエラーに起因する障害を発生しにくくする方法に,エラープルーフ化がある。運用作業におけるエラープルーフ化の例として,最も適切なものはどれか。
- ✓ これが正解画面上の複数のウィンドウを同時に使用する作業では,ウィンドウを間違えないようにウィンドウの背景色をそれぞれ異なる色にする。
- 長時間に及ぶシステム監視作業では,疲労が蓄積しないように,2時間おきに交代で休憩を取得する体制にする。
- ミスが発生しやすい作業について,過去に発生したヒヤリハット情報を共有して同じミスを起こさないようにする。
- 臨時の作業を行う際にも落ち着いて作業ができるように,臨時の作業の教育や訓練を定期的に行う。
解説
そもそも間違えられない仕組みにするのがエラープルーフ化です。
エラープルーフ化(フールプルーフ)とは、人がうっかり間違えても、それが事故につながらないように、作業の仕組みや道具の側で防いでしまう工夫のことです。人の注意力に頼るのではなく、間違えにくい形をあらかじめ作っておく点が要です。複数のウィンドウを同時に使う作業で、取り違えないように背景色を分けておくのは、まさに仕組みの側でヒューマンエラーを防ぐ工夫にあたります。だからこれが最も適切な例です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2時間おきに交代で休憩を取るのは、疲労の蓄積を抑えるための体制づくりです。ミスの誘因を減らす効果はありますが、間違えにくい仕組みそのものを作る工夫ではないので、エラープルーフ化の例とはいえません。
- 過去のヒヤリハット情報を共有して同じミスを避けるのは、経験を伝える情報共有の取組です。役に立つ活動ですが、これも人の心がけに頼るやり方で、仕組みでミスを防ぐエラープルーフ化とは異なります。
- 臨時の作業に備えて教育や訓練を重ねるのは、人の習熟度を高めるアプローチです。作業者の能力を上げるものであって、間違えられない仕組みをあらかじめ用意するエラープルーフ化とは別の考え方です。
この問題に関係する言葉
- フールプルーフ人が操作を誤っても危険や故障につながらないようにする設計のこと。故障しても安全側に倒すフェールセーフとは着眼点が違います。
- ヒューマンエラー人が思い違いや見落としで起こしてしまう誤りのことです。注意を促すより、間違えようのない仕組みにするほうが確実です。
- エラープルーフ化そもそも間違えようがないように、作業のしかたを作り替えることです。休憩や情報共有のような、人の側を頼る工夫とは違う手立てです。
出典:情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B サンプル問題 科目A 問38
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