第61回 午後 問55
解剖学
広背筋を支配している神経
広背筋を支配している神経はどれか。
- 1腋窩神経
- 2胸背神経
- 3筋皮神経
- 4肩甲上神経
- 5長胸神経
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✓ これが正解2胸背神経
解説
広背筋は胸背神経に支配されています。
肩甲帯や肩関節の筋は、腕神経叢から出る細い枝で支配されるものが多く、筋と神経の組合せを一つずつ押さえる必要があります。
広背筋は、背中の下部から腰にかけての広い範囲から起こり、上腕骨の小結節稜に付く大きな筋で、肩関節の伸展・内転・内旋に働きます。この筋を支配するのは腕神経叢の後神経束から出る胸背神経です。よって正解は胸背神経です。
腋窩神経は三角筋と小円筋を支配します。筋皮神経は烏口腕筋、上腕二頭筋、上腕筋を支配し、前腕の外側の皮膚感覚も担います。肩甲上神経は棘上筋と棘下筋を支配します。長胸神経は前鋸筋を支配し、損傷すると肩甲骨の内側縁が浮き上がる翼状肩甲が起こります。胸背は広背、長胸は前鋸、腋窩は三角と小円、肩甲上は棘上と棘下、と組で覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1腋窩神経:腋窩神経は後神経束の枝で、三角筋と小円筋を支配します。広背筋の支配神経ではありません。
- 3筋皮神経:筋皮神経は外側神経束から出て、上腕二頭筋や上腕筋、烏口腕筋など上腕の屈筋を支配します。広背筋は支配しません。
- 4肩甲上神経:肩甲上神経は肩甲骨の上縁の切痕を通り、棘上筋と棘下筋を支配する神経です。広背筋とは関係しません。
- 5長胸神経:長胸神経は胸の外側を下りて前鋸筋に分布し、肩甲骨を胸郭に押し付けて保ちます。障害されると肩甲骨が浮き出る翼状肩甲が見られます。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問55(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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