第61回 午後 問54
解剖学
橋から出る脳神経はどれか。
- 1滑車神経
- 2三叉神経
- 3舌咽神経
- 4動眼神経
- 5迷走神経
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✓ これが正解2三叉神経
解説
橋から出る脳神経は三叉神経です。
12対の脳神経は、脳のどの部分から出るかがおおよそ決まっています。判断の軸は、中脳・橋・延髄のどこから出るかの対応です。
三叉神経(第Ⅴ脳神経)は、橋の外側部から太い感覚根と細い運動根として出る神経で、顔面の感覚と咀嚼筋の運動を担います。よって橋から出る脳神経は三叉神経です。橋とその下端の境界付近からは、外転神経(Ⅵ)、顔面神経(Ⅶ)、内耳神経(Ⅷ)も出ます。
滑車神経(Ⅳ)は中脳の背側から出る唯一の脳神経で、上斜筋を支配します。動眼神経(Ⅲ)も中脳から、腹側の大脳脚の間を通って出ます。舌咽神経(Ⅸ)と迷走神経(Ⅹ)は延髄の外側から出る神経で、のどの感覚や嚥下、内臓の働きに関わります。中脳はⅢとⅣ、橋はⅤ(とⅥ〜Ⅷの境界部)、延髄はⅨ〜Ⅻ、と番号のまとまりで覚えると思い出しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1滑車神経:滑車神経は脳神経の中で唯一、脳幹の背中側から出てくる神経で、その出口は中脳です。眼を下内方へ動かす上斜筋を支配します。
- 3舌咽神経:舌咽神経は延髄の外側から出て、舌の後ろの味覚やのどの感覚、嚥下に関わります。橋ではなく延髄の脳神経です。
- 4動眼神経:動眼神経は中脳の腹側から出て、眼球を動かす筋の多くやまぶたを上げる筋、瞳孔を縮める筋を支配します。
- 5迷走神経:迷走神経は延髄から出て、のどの筋や心臓・消化管など広い範囲の内臓を支配します。出る場所は延髄です。
出典:第61回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問54(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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