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第60回 午後 問63

生理学

体温で正しいのはどれか。

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✓ これが正解1体内の熱は呼気から放散される。

解説

体内の熱の一部は、呼気によって体外へ放散されます。

体温は、体の中で熱を作る熱産生と、体の外へ熱を逃がす熱放散のつり合いで一定に保たれています。熱放散の経路には、皮膚からの放射・伝導・対流・汗の蒸発に加え、呼吸があります。吐く息(呼気)は体温で温められ、水蒸気を含んでいるので、呼吸のたびに熱と水分が外へ出ていきます。この記述が正しいものです。

他の記述は誤りです。安静時の熱産生は骨格筋と肝臓が大きく、心臓はそれより小さい割合です。激しい運動、とくに暑い環境では、直腸温が40℃を超えることがあり、熱中症の危険が高まります。体温の変化を感じる受容器(温度受容器)は皮膚だけでなく、腹腔の内臓や脊髄、視床下部などにもあります。体温が1℃上がると基礎代謝は1%よりずっと大きい割合で増えるため、発熱時はエネルギーの消費が大きくなります。

したがって、正しい記述は呼気から熱が放散されるという肢です。熱の逃げ道は、皮膚からの放射・伝導・対流・蒸発と、呼吸、と経路を並べて覚えておきましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第60回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問63(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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