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第60回 午前 問41

臨床医学

前十字靱帯損傷に関する問題

前十字靱帯損傷で正しいのはどれか。2つ選べ。

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✓ これが正解2Lachman testが陽性となる。

✓ これが正解5ハムストリングスの収縮により損傷部位の緊張は低下する。

解説

Lachman testが陽性となり、ハムストリングスの収縮で緊張は下がります。

前十字靱帯は、膝関節の中で大腿骨に対して脛骨が前方へずれるのを防ぐ靱帯です。損傷すると脛骨の前方への動揺が大きくなるため、膝を軽く曲げた位置で脛骨を前方に引き出すLachman testが陽性となります。また、ハムストリングスは脛骨を後方に引く作用を持つので、収縮すると脛骨の前方への移動が抑えられ、前十字靱帯の緊張は低下します。この性質は、損傷後や再建術後のリハビリテーションで利用されます。

残りの記述は、合併損傷の頻度、手術の時期、競技への復帰の割合についてのもので、いずれも実際の傾向より極端な数字や時期が書かれています。

したがって、正しいのはLachman testが陽性となるという記述と、ハムストリングスの収縮で損傷部位の緊張が低下するという記述です。前十字靱帯は脛骨の前方移動を止める靱帯なので、脛骨を後ろに引くハムストリングスは味方、と作用の向きで覚えると判断しやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第60回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問41(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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