第59回 午後 問58
生理学
甲状腺が分泌するホルモン
甲状腺が分泌するホルモンはどれか。
- 1メラトニン
- 2オキシトシン
- 3カルシトニン
- 4バソプレシン
- 5パラトルモン
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✓ これが正解3カルシトニン
解説
甲状腺の傍濾胞細胞はカルシトニンを分泌します。
甲状腺は首の前にある内分泌腺で、2種類の細胞が別のホルモンを分泌します。濾胞の細胞は代謝を高める甲状腺ホルモン(サイロキシンとトリヨードサイロニン)を、濾胞の間にある傍濾胞細胞(C細胞)はカルシトニンを分泌します。カルシトニンは、骨からカルシウムが溶け出すのを抑え、血液中のカルシウム濃度を下げる働きをもちます。したがって、甲状腺が分泌するホルモンはカルシトニンです。
ほかの肢は、松果体、視床下部と下垂体後葉、副甲状腺といった別の内分泌器官のホルモンです。
カルシウムを下げるカルシトニンは甲状腺、上げるパラトルモンは副甲状腺、と正反対の働きと分泌する場所を対にして覚えておくと、名前の似た器官でも混同しません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1メラトニン:メラトニンは、脳の松果体から主に夜間に分泌されるホルモンで、睡眠と覚醒のリズムの調節にかかわります。甲状腺から分泌されるホルモンではありません。
- 2オキシトシン:オキシトシンは視床下部の神経細胞で作られ、下垂体後葉から放出されるホルモンで、分娩時の子宮の収縮や授乳時の射乳を起こします。甲状腺のホルモンではありません。
- 4バソプレシン:バソプレシンは抗利尿ホルモンとも呼ばれ、視床下部で作られて下垂体後葉から放出されます。腎臓で水の再吸収を増やして尿を濃くする働きをもち、甲状腺とは関係しません。
- 5パラトルモン:パラトルモンは、甲状腺の裏側にある副甲状腺(上皮小体)から分泌されるホルモンです。骨からカルシウムを溶け出させるなどして血中カルシウム濃度を上げる働きをもち、甲状腺のホルモンではありません。
出典:第59回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問58(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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