第59回 午後 問26
リハビリテーション医学
ICFの環境因子
ICFの環境因子はどれか。
- 1職業歴
- 2屋外の移動
- 3本人の性別
- 4信仰する宗教
- 5利用可能な保健サービス
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✓ これが正解5利用可能な保健サービス
解説
利用可能な保健サービスは、社会の側が用意する環境因子です。
ICF(国際生活機能分類)は、人の生活機能を心身機能・身体構造、活動、参加の3つで表し、それに影響する背景因子として環境因子と個人因子を置いています。環境因子は、その人を取り巻く物的・人的・社会的な環境で、建物や福祉用具、家族や支援者、周りの人の態度、そしてサービス・制度・政策が含まれます。利用可能な保健サービスは、社会の側が用意するサービスなので環境因子に当たります。
ほかの肢は、その人自身に属する特徴か、生活の中で本人が行う行為です。これまでの職業、性別、信仰は本人に固有の背景として個人因子で扱われるのが一般的で、外を移動することは活動と参加に分類されます。
その人の外側にあって整えたり変えたりできるものが環境因子、その人自身の特徴が個人因子、と分けておくと判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1職業歴:これまでどのような仕事に就いてきたかは、その人の生活歴の一部であり、本人に固有の背景である個人因子に分類されます。本人を取り巻く外側の環境ではないため、環境因子には当たりません。
- 2屋外の移動:外を歩いたり乗り物を使ったりして移動することは、本人が実際に行う行為なので、生活機能のうちの活動と参加に分類されます。背景因子である環境因子とは区別されます。
- 3本人の性別:性別は年齢などと並んで、その人自身に属する特徴の典型例であり、個人因子に入ります。周りの環境を整えて変えられるものではないため、環境因子ではありません。
- 4信仰する宗教:どのような宗教を信仰しているかは、価値観や生活習慣と結び付いたその人自身の背景で、個人因子として扱われるのが一般的です。社会の側が用意するサービスや制度とは性質が違います。
出典:第59回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問26(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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