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第58回 午後 問70

運動学

肩関節屈曲位保持に作用するの

肩甲骨外転・上方回旋を伴い肩関節屈曲位保持に作用するのはどれか。

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✓ これが正解4前鋸筋

解説

前鋸筋は肩甲骨を外転・上方回旋させ、腕を前に上げた位置を保ちます。

この問は、肩甲骨を動かす筋と、肩関節を動かす筋の作用を整理できているかで判断します。腕を前に上げるには、肩関節が曲がるだけでなく、肩甲骨が外へ開き(外転)、関節窩を上に向ける(上方回旋)動きが同時に必要です。

前鋸筋は、第1〜第8(または第9)肋骨の外側から起こり、肩甲骨の内側縁につきます。収縮すると肩甲骨を胸郭に押しつけたまま前外側へ引き、さらに下角を外へ回して上方回旋させます。そのため、腕を前に上げたときに肩甲骨を安定させ、屈曲位を保つのに大きく働きます。前鋸筋が麻痺すると、肩甲骨の内側縁が浮き上がる翼状肩甲がみられます。

棘下筋と小円筋は肩関節を外旋させる回旋筋腱板の筋、広背筋は肩関節を伸展・内転・内旋させる筋、菱形筋は肩甲骨を内転・下方回旋させる筋です。肩甲骨を外へ開いて上に回す筋は前鋸筋と僧帽筋、と組で覚えておくと選びやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問70(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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