第58回 午後 問50
理学療法評価学
検査と身体状況の組合せで正しいのはどれか。
- 1BBS 体格
- 2FIM 呼吸機能
- 3MMSE 平衡機能
- 4NRS 疼痛
- 5VAS 認知機能
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✓ これが正解4NRS 疼痛
解説
NRSは痛みの強さを0〜10の数字で答えてもらう疼痛の評価です。
この問は、よく使う評価の略語が、何を測る検査なのかを結びつけられるかを問うています。
NRS(Numerical Rating Scale)は、痛みがまったくない状態を0、考えられる最も強い痛みを10として、今の痛みがどのくらいかを数字で答えてもらう方法です。疼痛を評価する代表的な尺度なので、NRSと疼痛の組合せは正しいです。
BBS(Berg Balance Scale)は、立ち上がりや片脚立ちなど14の課題で平衡機能、つまりバランスを評価します。FIM(機能的自立度評価法)は、日常生活活動でどれだけ介助が必要かを評価するもので、呼吸機能の検査ではありません。MMSE(Mini-Mental State Examination)は、見当識や記憶、計算などを問う認知機能の検査です。VAS(Visual Analogue Scale)は、長さ10 cmの線の上に痛みの程度を印で示してもらう方法で、NRSと同じく疼痛の評価に使います。この問では、平衡機能・認知機能・疼痛が、それぞれ違う検査と入れ替えて組み合わされています。略語の頭文字の英語の意味を確かめておくと、何の検査かを思い出しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1BBS 体格:Bergが作った14課題の検査で、座る・立つ・振り向く・踏み台に足をのせるなどの動作から転倒しやすさを見ます。身長や体重などの体格とは関係しません。
- 2FIM 呼吸機能:FIMは機能的自立度評価法の略で、日常生活活動の自立の程度を、運動と認知の項目で評価します。呼吸機能を測る検査ではありません。
- 3MMSE 平衡機能:MMSEは、見当識・記憶・計算・言語などを問う認知機能のスクリーニング検査です。平衡機能を評価するものではありません。
- 5VAS 認知機能:VASは、線の上に印をつけてもらい痛みの強さを表す方法で、疼痛の評価に使います。認知機能を評価する検査ではありません。
出典:第58回 理学療法士国家試験 午後(厚生労働省)問50(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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