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第58回 午前 問92

臨床医学

肝不全でみられるの

肝不全でみられるのはどれか。

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✓ これが正解3腹水貯留

解説

肝不全では低アルブミン血症や門脈圧亢進で腹水がたまります。

肝不全は、肝臓の働きが大きく落ちて、体に必要な物質をつくったり、不要な物質を処理したりできなくなった状態です。肝臓の働きを思い出すと、どんな症状が出るかが分かります。

肝臓はアルブミンという蛋白質をつくり、血液の中に水分を保つ役目をしています。肝不全ではアルブミンが減って血管の中に水を保てなくなり、さらに肝臓を通る門脈の圧が上がるため、お腹の中に水がたまる腹水貯留が起こります。したがって、腹水貯留が肝不全でみられるものです。

肝不全では、アンモニアなどを処理できなくなって意識が乱れる肝性脳症が起こりますが、これは脳の炎症である脳炎とは別のものです。脾臓が腫れて血小板が壊されやすくなるため血小板は減少し、アルブミンは低下します。裂肛は肛門の皮膚が切れる病気で、肝不全とは関係しません。つくれなくなるもの(アルブミン・凝固因子)と処理できなくなるもの(アンモニア・ビリルビン)に分けて覚えましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第58回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問92(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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