令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問17
ソフトウェア開発管理技術
アジャイルに関する問題
“アジャイルソフトウェア開発宣言”で述べている価値に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ア計画に従うことに価値があることを認めながらも,自己組織化されたチームによる裁量に,より価値をおく。
- イ契約交渉に価値があることを認めながらも,顧客の競争力と満足度の向上に,より価値をおく。
- ウプロセスやツールに価値があることを認めながらも,実用的なプラクティスに,より価値をおく。
- エ包括的なドキュメントに価値があることを認めながらも,動くソフトウェアに,より価値をおく。
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✓ これが正解エ包括的なドキュメントに価値があることを認めながらも,動くソフトウェアに,より価値をおく。
解説
包括的なドキュメントよりも、動くソフトウェアに価値をおきます。
アジャイルソフトウェア開発宣言は、一方の項目にも価値があることを認めながら、もう一方の項目により価値をおく、という形で四つの価値を述べています。プロセスやツールよりも個人と対話を、包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、契約交渉よりも顧客との協調を、計画に従うことよりも変化への対応を、の四つです。選択肢のうち、包括的なドキュメントと動くソフトウェアの組は宣言の内容どおりです。ほかの選択肢は、価値を認める側の項目は合っていても、より価値をおく側が別の言葉に置き換えられています。四つの組を対で正確に覚えておくと、片側だけ差し替えた選択肢を見抜けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア計画に従うことに価値があることを認めなが…:宣言は、計画に従うことよりも変化への対応に価値をおくとしています。自己組織化されたチームは宣言の背後にある原則で触れられる考え方で、四つの価値の組に入る言葉ではありません。
- イ契約交渉に価値があることを認めながらも,…:宣言は、契約交渉よりも顧客との協調に価値をおくとしています。顧客の競争力や満足は原則の側で語られる言葉で、四つの価値の組で契約交渉と対になる言葉ではありません。
- ウプロセスやツールに価値があることを認めな…:宣言は、プロセスやツールよりも個人と対話に価値をおくとしています。実用的なプラクティスという言葉は四つの価値のどれにも出てこず、プロセスやツールと対になるのは個人と対話です。
この問題の用語
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
出典:令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問17
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問21:ベンダー間の契約についての記述(契約)
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