平成21年度 春期 午前Ⅱ 問20
経営戦略マネジメント
SCMに関する問題
サプライチェーンマネジメントの改善指標となるものはどれか。
- ア残業時間の減少率
- イ販売単価下落の防止率
- ウ不良在庫の減少率
- エ優良顧客数の増加率
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✓ これが正解ウ不良在庫の減少率
解説
供給の流れ全体の無駄を表す、不良在庫の減少率が改善指標になります。
サプライチェーンマネジメント(SCM)は、資材の調達から生産、物流、販売までの一連の流れを、企業の枠を越えて全体として最適化する考え方です。需要の情報を関係者で共有し、必要なものを必要なだけ供給することで、在庫の削減やリードタイムの短縮を目指します。売れ残りや作りすぎによる不良在庫が減ったかどうかは、供給の流れがうまく調整できているかを直接表すので、改善指標になります。モノの流れ全体の無駄、つまり在庫やリードタイムに関わる指標かどうかを軸に見ると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア残業時間の減少率:残業時間の減少率は、社内の労務管理や働き方の改善を表す指標です。調達から販売までの供給の流れが最適化できたかどうかを直接示すものではありません。
- イ販売単価下落の防止率:販売単価の下落を防いだ割合は、価格の戦略や営業活動の成果を表す指標です。供給の流れの中で生じる在庫や時間の無駄を減らす取組みの成果とは結び付きません。
- エ優良顧客数の増加率:優良顧客数の増加率は、顧客との関係を深める取組みの成果を表す指標です。調達から販売までの供給の流れを最適化する取組みの改善指標ではありません。
この問題の用語
- SCM原材料の調達から生産、配送、販売までの流れを企業をまたいでまとめて管理するしくみです。在庫や納期の無駄を減らせます。
- サプライチェーン原材料から製造、販売、顧客に届くまでつながった一連の流れです。全体を見渡して管理すると、在庫の削減や納期の短縮につながります。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
出典:平成21年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問20
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