経営戦略マネジメント|プロジェクトマネージャ試験
この分野には 1問あります。くり返し出ているものから並べています。
部分ではなく流れ全体で、何を良くするかを見る
経営戦略マネジメントの手法は、何を最適化の対象にしているかで見分けます。部門ごとの効率ではなく、つながった一連の活動を全体として良くしようとするのか、顧客との関係を深めようとするのか、といった狙いの違いがそのまま手法の名前に表れます。
サプライチェーンマネジメント(SCM)は、資材の調達から生産、物流、販売までの流れを、企業の枠を越えて全体として最適化する考え方です。需要の情報を関係する企業で共有し、必要なものを必要なだけ供給することで、在庫の削減やリードタイムの短縮を目指します。
そのため、SCMがうまくいっているかは、モノの流れの無駄に関わる指標で測ります。売れ残りや作りすぎによる不良在庫の減少、在庫回転の改善、発注から納品までの期間の短縮などがこれに当たります。いずれも、需要と供給のずれがどれだけ小さくなったかを表しています。
似た名前の手法も、対象で区別しておきます。顧客との関係を長く保ち、一人ひとりの顧客から得られる価値を高めようとするのがCRM、企業内の販売、生産、会計などの経営資源を統合的に管理するのがERP、企業の活動を価値を生む工程に分けて、どこで価値が生まれているかを分析するのがバリューチェーンです。
戦略を立てる段階では、自社の強みと弱み、外部の機会と脅威を整理するSWOT分析や、市場成長率と市場占有率で事業を位置付けるPPMなどを使って、どこに経営資源を振り向けるかを決めます。手法を選ぶときは、何を測り、何を良くしたいのかを先に定めることが出発点になります。
この分野で出た問題
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。
年度から解く
この分野の問題は 1年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは平成21年度 春期です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。