平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問24
システム開発技術
エラー埋込み法に関する問題
エラー埋込み法において,埋め込まれたエラー数をS,埋め込まれたエラーのうち発見されたエラー数をm,埋め込まれたエラーを含まないテスト開始前の潜在エラー数をT,発見された総エラー数をnとしたとき,S,T,m,nの関係を表す式はどれか。
- アm/S=(n−m)/T
- イm/S=T/(n−m)
- ウm/S=n/T
- エm/S=T/n
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✓ これが正解アm/S=(n−m)/T
解説
埋め込んだエラーと元のエラーの発見率が等しいとみなす式です。
エラー埋込み法は、テストの前にわざと既知のエラーをS個埋め込み、テストでそれがいくつ見つかったかから、もともと潜んでいたエラーの数を推定する手法です。前提は、埋め込んだエラーと元からあるエラーが同じ割合で発見されるという考え方です。埋め込んだエラーの発見率はm/Sです。発見された総エラー数nのうち、埋め込んだものはm個なので、元からあったエラーで見つかったのはn−m個で、その発見率は(n−m)/Tです。この二つを等しいと置くとm/S=(n−m)/Tとなります。たとえばS=10、m=8、n=20ならT=15と推定できます。式は二つの発見率を等号で結ぶ形になる、と押さえておけば組み立てられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イm/S=T/(n−m):m/S=T/(n−m)は、右辺の分数を上下逆にした形です。右辺が、見つかった元のエラーに対する潜在エラーの比になっており、発見率どうしを比べるという考え方と合いません。
- ウm/S=n/T:m/S=n/Tは、右辺の分子に、埋め込んだエラーまで含む総数nを使っています。元からあったエラーの発見率を求めるには、nから埋め込み分のmを引いた数で割合を取る必要があります。
- エm/S=T/n:m/S=T/nは、右辺が潜在エラー数を発見総数で割った形になっており、発見率になっていません。分子と分母が逆であるうえ、埋め込み分のmも差し引かれていません。
この問題の用語
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:平成26年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問24
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