第114回 午後 問53
成人看護学
梅毒に関する問題
梅毒について正しいのはどれか。
- 1ワクチンによる予防が可能である。
- 2パートナーの検査は不要である。
- 3ウイルス感染症である。
- 4ばら疹を認める。
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✓ これが正解4ばら疹を認める。
解説
梅毒は細菌による性感染症で、全身にばら疹がみられます。
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌(らせん状の細菌であるスピロヘータの一種)に感染して起こる性感染症です。感染してからの時期によって症状が変わり、治療を受けないと全身に広がって長い経過をたどります。
感染した部位にしこりや潰瘍ができる時期を経て、病原体が血液に乗って全身に広がると、体幹などにばら疹と呼ばれる淡い赤色の発疹が現れます。ばら疹は痛みやかゆみが少なく、自然に消えることもあるため、見過ごされることがあります。梅毒には予防のためのワクチンはなく、予防の基本はコンドームの使用などです。性的な接触でうつるため、パートナーも検査を受け、必要なら一緒に治療することが再感染の防止に欠かせません。病原体は細菌なので、ペニシリン系などの抗菌薬で治療します。
したがってばら疹を認めるが正解です。梅毒は細菌による性感染症で、ばら疹が見られ、パートナーの検査と治療も必要、とまとめて覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1ワクチンによる予防が可能である。:梅毒を予防するワクチンは実用化されておらず、感染を防ぐにはコンドームの使用や、感染の疑いがあるときの早めの検査が基本となります。
- 2パートナーの検査は不要である。:性的な接触で感染するため、相手も感染している可能性があります。相手が検査と治療を受けないと、治った後にまたうつし合う、いわゆるピンポン感染が起こります。
- 3ウイルス感染症である。:病原体の梅毒トレポネーマは、ウイルスではなく細菌に分類されます。そのため抗菌薬が効き、ペニシリン系の薬などで治療します。
出典:第114回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問53(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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