疾病の成り立ちと回復の促進の用語(59語)
看護師国家試験の過去問に出てくる「疾病の成り立ちと回復の促進」の用語 59語を、短い言葉で説明しています。
「疾病の
アトロピン
読み:あとろぴん副交感神経の働きを抑える抗コリン薬です。瞳孔を広げる作用があることや、有機リン中毒で直ちに投与される薬剤である点が問われます。アルブミン
読み:あるぶみん肝臓でつくられる血液中の主なたんぱく質です。栄養状態の指標になることや、肝臓の働きが落ちると低い値になることが問われます。胃潰瘍
読み:いかいようピロリ菌が発生に関わる病気の一つで、出血すると吐血や黒いタール便として出てきます。痛みが主にみぞおちのあたりに起こることが問われます。胃癌
読み:いがんリンパの流れに乗って広がるリンパ行性転移や、肝臓への血行性の転移を起こす癌です。左鎖骨上窩のリンパ節への転移の呼び名が問われます。インスリン
読み:いんすりん膵臓から分泌されるホルモンで、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませて血糖値を下げます。治療での投与が多すぎると低血糖になることが問われます。MRI
読み:えむあーるあい / 別表記:磁気共鳴画像磁気共鳴画像のことで、非常に強い磁場と電波を使って体の断面の画像を作る検査です。検査の前にペースメーカーの有無を確かめることが問われます。黄疸
読み:おうだん血液中のビリルビンが増えて、皮膚や眼球結膜が黄色く見える状態です。試験では、原因物質がビリルビンであることや、閉塞性黄疸の便と尿の色が問われます。関節
読み:かんせつりうまち関節の炎症で痛みや変形が起こる病気で、Ⅲ型アレルギーに分類される代表的な疾患です。リウマトイド因子が陽性になりやすいことが問われます。リウマチ 感染性胃腸炎
読み:かんせんせいいちょうえん便を介して広がる感染症で、医療機関が患者数を報告する定点把握の対象です。試験では、アルコールより石けんと流水で手を洗うことが問われます。冠動脈
読み:かんどうみゃく心筋に血液を送る血管です。狭くなると心筋の酸素が不足し、胸の痛みを伴う狭心症などを起こすことが問われます。顔面神経
読み:がんめんしんけい表情をつくる表情筋の運動や、舌の前方の味覚、涙や唾液の分泌などを受け持つ神経です。顔の感覚と咀嚼を担う三叉神経との区別が問われます。起立性低血圧
読み:きりつせいていけつあつ起き上がったり立ち上がったりしたときに、血圧が急に下がる状態です。試験では、長く寝ていたあとや、初めて体を起こす離床の際に起こりやすいことが問われます。空気感染
読み:くうきかんせん飛沫の水分が蒸発してできた小さな粒子が空気中を漂い、離れた人にも感染する経路です。結核・麻疹・水痘が代表であることが問われます。頸動脈
読み:けいどうみゃく脳へ血液を送る血管です。狭くなると脳の血流が不足し、一過性脳虚血発作や脳梗塞の原因になることが問われます。下血
読み:げけつ消化管の中で出た血液が肛門から排出されることです。大腸癌のように、出血が消化管の中に出る病気でみられる点が問われます。結核菌
読み:けっかくきん結核を起こす病原体で、咳などで出た飛沫核を吸い込むことでうつります。体の中で長く潜み、過去の感染が再び活動して発病することが問われます。口渇
読み:こうかつ体の水分が不足して血液が濃くなった状態で強く出る症状です。高ナトリウム血症に伴うことや、抗精神病薬や抗うつ薬の抗コリン作用で起こることが問われます。高カリウム
読み:こうかりうむけっしょう血液中のカリウムが多すぎる状態です。進むと心室細動や心停止など命に関わる不整脈が起こる点と、それに備える対応が問われます。血症 抗がん薬
読み:こうがんやくがん細胞のように盛んに分裂している細胞に強く作用する薬です。試験では、骨髄や毛根など分裂の盛んな正常な細胞に起こる有害事象が問われます。抗菌薬
読み:こうきんやく細菌に特有のしくみを妨げて増殖を抑えたり殺したりする薬です。効果が出にくい菌が生き残って増える点や、牛乳で作用が弱まる系統が問われます。抗原
読み:こうげん体に入ると抗原提示細胞に取り込まれてT細胞に示され、抗体が結合する相手になる物です。ワクチンで体に入れる物として問われます。抗体
読み:こうたい体に入ってきた抗原に結合してその働きを弱める蛋白質で、免疫グロブリンとも呼ばれます。胎盤を通って胎児に移行できる種類が問われます。昏睡
読み:こんすい呼びかけや痛みの刺激に反応しない重い意識障害の状態です。法的脳死判定で深い昏睡を確かめることが定められている点が問われます。CRP
読み:しーあーるぴー / 別表記:C反応性蛋白質炎症が起きると肝臓でつくられて血液中に急に増える蛋白質です。代表的な炎症マーカーで、腫瘍マーカーや自己抗体の検査との区別が問われます。子宮頸癌
読み:しきゅうけいがん多くは扁平上皮癌で、ヒトパピローマウイルスの持続感染が主な原因とされる癌です。骨盤内への広がりやリンパ節への転移が中心であることが問われます。ショック
読み:しょっく全身の組織に必要な血液が十分に届かず、細胞が酸素不足に陥る危険な状態です。試験では、敗血症性・心原性など原因による種類の見分けが問われます。水痘
読み:すいとう水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染したときになる病気で、水ぼうそうとも呼ばれます。空気感染の代表であることや帯状疱疹との関係が問われます。頭蓋内圧亢進
読み:ずがいないあつこうしん脳腫瘍や脳出血、脳浮腫などで、頭蓋骨の中の圧が高くなる状態です。試験では、頭痛・嘔吐・うっ血乳頭の三徴が問われます。帯状疱疹
読み:たいじょうほうしん体内に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活動し、神経に沿った片側の痛みと水疱を起こす病気です。以前の水痘やワクチン接種との関係が問われます。大腸癌
読み:だいちょうがん / 別表記:大腸がん大腸の粘膜にできる癌で、腫瘍からの出血が便に混じって下血や血便として現れます。検診に便潜血検査が使われることが問われます。大動脈弁
読み:だいどうみゃくべん左心室の出口にあり、左心室が収縮したときに開いて血液を大動脈へ送り出す弁です。開くときの左心室と大動脈の圧の関係が問われます。単純
読み:たんじゅんへるぺすういるす口唇ヘルペスや性器ヘルペスの原因になるウイルスです。水ぼうそうを起こすウイルスとは種類が違うことや、成人の脳炎を起こすことが問われます。ヘルペスウイルス 痛風
読み:つうふう血液中の尿酸が多い状態が続き、尿酸の結晶が関節にたまって炎症を起こす病気です。診断に血液検査の尿酸値を用いることが問われます。低血糖
読み:ていけっとう血液中のブドウ糖が少なくなりすぎる状態です。インスリン療法の代表的な有害事象であることや、過剰投与で現れる手足のふるえが問われます。T細胞
読み:てぃーさいぼう胸腺で成熟するリンパ球で、感染した細胞を攻撃したり、免疫の働きを調整したりします。B細胞とは別の系統の細胞であることが問われます。電解質
読み:でんかいしつカリウムやナトリウムがこれに当たり、細胞の働きや体の水分量を保ちます。カリウムの異常は心臓に、ナトリウムの異常は水の過不足に出ることが問われます。糖尿病
読み:とうにょうびょうインスリンの作用不足で、長い期間をかけて進む代謝の病気です。試験では、HbA1cとの組や、腎症・網膜症・神経障害などの合併症が問われます。頭部CT
読み:とうぶしーてぃー体の周りを回るX線装置で断面の画像をつくる検査です。外からX線を当てる検査で、放射性の物質を体に入れるものではない点が問われます。吐血
読み:とけつ食道や胃、十二指腸などの上部消化管からの出血を口から吐き出すことです。試験では、呼吸器からの喀血との見分けが問われます。トロポニン
読み:とろぽにん / 別表記:トロポニンT心筋に含まれるたんぱく質で、心筋が傷むと血液中に出てきます。急性心筋梗塞を疑うときに優先して見る検査の値として問われます。難聴
読み:なんちょう難聴は、中耳や内耳、聴神経などの障害によって音が聞こえにくくなる症状です。試験では、障害された場所によって伝音性難聴と感音性難聴に分けることが問われます。ネフローゼ
読み:ねふろーぜしょうこうぐん腎臓から大量の蛋白質が尿に漏れ出て、低蛋白血症やむくみを起こす病気です。尿にたんぱくが大量に出て尿比重が高くなる方向であることが問われます。症候群 脳出血
読み:のうしゅっけつ高血圧が長く続いて脳の細い動脈の壁がもろくなり、破れて出血するものが高血圧性の脳出血です。原因として最も多いのが高血圧であることが問われます。脳波検査
読み:のうはけんさ頭皮に電極を付け、脳の神経細胞の活動で生じる電気の変化を記録する検査です。エックス線を当てないことや、脳死判定で行うことが問われます。敗血症
読み:はいけつしょう感染に対する体の反応がうまく調節できなくなり、臓器の働きが障害される状態です。敗血症性ショックでは血圧が低下することが問われます。肺動脈
読み:はいどうみゃく右心室から肺へ血液を送る血管です。動脈という名でも酸素の少ない血液が流れ、肺静脈には酸素の多い血液が流れることが問われます。梅毒
読み:ばいどく梅毒トレポネーマという細菌に感染して起こる性感染症です。試験では五類感染症の全数把握で、7日以内に届け出る点が問われます。破傷風
読み:はしょうふう土の中にいる破傷風菌が傷口から体内に入って起こる病気です。人から人にはうつらないことや、予防にトキソイドを使うことが問われます。発熱
読み:はつねつ発熱は、炎症などによって体温の基準の温度が高く設定し直された状態です。試験では、感染症や炎症でみられ、うつ熱とは別のものとして見分けることが問われます。非
読み:ひすてろいどせいこうえんしょうやく / 別表記:NSAIDsプロスタグランジンの産生を抑えて、痛み・発熱・炎症を和らげる薬です。胃を守るプロスタグランジンも減らすため、胃腸の潰瘍には使わない点が問われます。ステロイド 性抗炎症薬 ヒトパピローマウイルス
読み:ひとぱぴろーまういるす / 別表記:HPV性的接触でうつるウイルスで、一部の型が長く感染し続けると子宮頸癌になることがあります。ワクチンが定期接種の対象であることが問われます。貧血
読み:ひんけつ貧血は、血液中のヘモグロビン濃度が減少した状態です。試験では、低血圧とは別のものであることや、慢性腎臓病でエリスロポエチンが足りずに起こることが問われます。副腎皮質
読み:ふくじんひしつすてろいど強い抗炎症作用と免疫抑制作用をもつ薬です。満月様顔貌などの副作用や、長く使うと体の中のホルモンの調節にどう影響するかが問われます。ステロイド 浮腫
読み:ふしゅ浮腫は、体の組織の間に水分がたまってむくむ状態です。試験では、心不全や腎臓の病気、低蛋白血症などの原因と結びつけることが問われます。HbA1c
読み:へもぐろびんえーわんしーブドウ糖が結合したヘモグロビンの割合で、過去1〜2か月の血糖を映す値です。赤血球の寿命で変わる点や、グリコアルブミンより長い期間の指標である点が問われます。マクロファージ
読み:まくろふぁーじ血液中の単球が組織に入って分化した細胞で、細菌や異物を取り込んで処理し、抗原を提示します。傷では炎症期に貪食で働くことが問われます。薬物動態
読み:やくぶつどうたい体に入った薬がたどる道筋で、吸収・分布・代謝・排泄の4つの段階に分けて考えます。各段階を主に担う臓器が問われます。リンパ
読み:りんぱきゅう抗体の産生や感染細胞の排除など、特異的な免疫を担う白血球です。B細胞とT細胞があることや、ウイルス感染症で増えることが問われます。球 ワクチン
読み:わくちん病原体やその一部を弱めたり無毒化したりして抗原として入れ、免疫に覚えさせるものです。複数回の接種で抗体が増える仕組みや生ワクチンの区別が問われます。