過去問解きまくり研究所 ホーム

第114回 午前 問77

看護の統合と実践

廃用症候群に関する問題

避難所生活において、身体活動が低下し続けている高齢者に最も起こりやすいのはどれか。

答えと解説を見る

✓ これが正解4生活不活発病

解説

避難所で動かない生活が続く高齢者には生活不活発病が起こりやすくなります。

生活不活発病は、体を動かさない状態が続くことで、心身の機能が全体的に低下していく状態です。医学的には廃用症候群とも呼ばれ、筋力の低下、関節の拘縮、起立性低血圧、意欲の低下などが現れます。

避難所では、狭い空間でやることがなく、周囲への遠慮や役割の喪失から横になって過ごす時間が長くなりがちです。とくに高齢者は、もともとの体力の余裕が少ないため、短い期間でも動かない生活の影響が大きく、歩けなくなるなどの生活機能の低下につながります。設問の、身体活動が低下し続けている高齢者に最も起こりやすいのは、この生活不活発病です。

予防には、避難所の中でも役割を持ってもらう、体操や散歩をすすめる、日中は横にならずに座って過ごすなどの工夫が大切です。身体活動の低下が続く、という設問の言葉から、動かないこと自体が原因で起こる状態を選ぶ、と考えましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第114回 看護師国家試験 午前(厚生労働省)問77(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)