第38回 問題107
介護過程
次の記述のうち,短期目標に関する説明として,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1介護福祉職の介護目標を設定する。
- 2利用者の1年後の状態を記載する。
- 3利用者の家族を主体にして表現する。
- 4アセスメントに基づく利用者の具体的な生活課題から検討する。
- 5目標達成時の介護福祉職の満足度を記載する。
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✓ これが正解4アセスメントに基づく利用者の具体的な生活課題から検討する。
解説
短期目標は、アセスメントに基づく利用者の具体的な生活課題から検討します。
介護計画の目標には、長期目標と短期目標があります。長期目標は、生活課題が解決したときに利用者が目指す最終的な姿を表し、短期目標は、長期目標に近づくための段階的で具体的な目標です。どちらも、アセスメントで明らかになった生活課題をもとに設定します。
短期目標は、アセスメントで明らかになった利用者の具体的な生活課題から検討し、利用者を主語にして、比較的短い期間で達成できる、実現可能で評価しやすい内容にします。たとえば、手すりを使ってトイレまで歩ける、といったように、行動や状態として確かめられる形で表すのが基本です。目標の主語は利用者であり、介護福祉職や家族を主語にしたり、支援する側の満足度を目標にしたりはしません。
したがって、アセスメントに基づく利用者の具体的な生活課題から検討するという記述が最も適切です。目標の問では、主語は利用者か、生活課題とつながっているか、短い期間で評価できるか、の3点を確かめると選びやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1介護福祉職の介護目標を設定する。:介護計画の目標は、利用者がどのような状態や行動を目指すかを表すもので、利用者を主語にして書きます。介護福祉職の介護目標として設定すると、支援する側の目標になってしまい適切ではありません。
- 2利用者の1年後の状態を記載する。:1年後のような先の状態は、長期目標で扱う内容です。短期目標は、長期目標に向けた段階的な目標で、比較的短い期間で達成と評価ができる内容にします。
- 3利用者の家族を主体にして表現する。:目標は利用者本人の生活課題の解決に向けたものなので、利用者を主体にして表現します。家族を主体にすると、本人の意思や生活から離れた目標になってしまいます。
- 5目標達成時の介護福祉職の満足度を記載する。:目標には、利用者の状態や行動として評価できる内容を書きます。介護福祉職の満足度は、利用者の生活課題が解決したかどうかを示すものではないため、目標の記載として適切ではありません。
出典:第38回 介護福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題107。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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