第37回 問題29
こころとからだのしくみ
次のうち,呼吸中枢がある部位として,正しいものを1つ選びなさい。
- 1大脳
- 2中脳
- 3小脳
- 4延髄
- 5脊髄
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✓ これが正解4延髄
解説
呼吸中枢は延髄にあります。
呼吸は、意識しなくても眠っているあいだも続いています。この自動的な呼吸のリズムをつくり、調整している司令塔が呼吸中枢です。この問は、その呼吸中枢がある部位を問うています。
延髄は、脳の下のほうで脊髄とつながる部分にあり、脳幹の一部です。延髄には呼吸中枢のほか、心臓の拍動や血圧を調整する循環の中枢、飲み込みやせきなどの反射の中枢があり、生きるために欠かせないはたらきが集まっています。そのため、呼吸中枢がある部位として延髄が正しいものです。
ほかの部位は、別のはたらきの中心です。大脳は考える・話す・意識して体を動かすといった高度なはたらき、中脳は目の動きや瞳孔の反射など、小脳は体の動きやバランスの調整を受け持っています。脊髄は脳と体のあいだで信号を伝える通り道で、反射の中枢もありますが、呼吸のリズムをつくる場所ではありません。
延髄は生命維持の中枢(呼吸・循環・嚥下)と覚えておくと、ほかの部位と区別しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1大脳:大脳は、ものを考える、言葉を話す、自分の意思で手足を動かすといった高度なはたらきを受け持っています。息を深く吸うなど意識的な調整はできますが、呼吸のリズムをつくる中枢はありません。
- 2中脳:中脳は脳幹の上のほうにあり、目の動きや光に対する瞳孔の反応などに関わる部位です。自動的な呼吸のリズムをつくる中枢がある場所ではありません。
- 3小脳:小脳は、体の動きをなめらかにし、姿勢やバランスを保つはたらきをもつ部位です。呼吸を自動で続けさせるための中枢はありません。
- 5脊髄:脊髄は、脳からの命令を体へ、体からの感覚を脳へ伝える通り道です。呼吸の筋肉への信号は通りますが、呼吸のリズムをつくる司令塔ではありません。
出典:第37回 介護福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題29。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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