第37回 問題24
こころとからだのしくみ
皮膚の構造に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1表皮の厚さは平均2.0mmである。
- 2真皮には角質層がある。
- 3外界と接する組織は表皮である。
- 4皮脂腺は皮下組織にある。
- 5表皮の最表面は基底層である。
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✓ これが正解3外界と接する組織は表皮である。
解説
皮膚のうち外界と接しているのは表皮です。
皮膚は、外側から表皮、真皮、皮下組織の3つの層でできています。この問は、それぞれの層の位置と特徴を正しく説明したものを選ぶ問題です。
いちばん外側にあり、外界と直接接しているのは表皮です。表皮は体を外からの刺激や乾燥、細菌などから守るバリアの役割をしています。そのため、外界と接する組織は表皮であるという記述が最も適切です。
表皮の中も層に分かれていて、いちばん外側が角質層、いちばん深いところが基底層です。基底層で新しい細胞がつくられ、だんだん外側へ押し上げられて、最後は角質層となってはがれ落ちます。つまり、角質層は表皮の一部で、表皮の最表面は角質層です。また、表皮はごく薄い層で、皮脂を出す皮脂腺は表皮の下の真皮にあります。皮下組織は主に脂肪からできていて、体温を保ったり衝撃をやわらげたりします。
皮膚の層は、外から表皮・真皮・皮下組織、表皮の中は外から角質層・基底層は最も深い、と外側からの順番で覚えると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1表皮の厚さは平均2.0mmである。:表皮は皮膚のいちばん外側にある、薄い膜のような層です。平均2.0mmという厚さは表皮としては厚すぎ、実際の表皮はそれよりずっと薄く、その下に真皮が続きます。
- 2真皮には角質層がある。:角質層は、表皮のいちばん外側にある層です。表皮の下にある真皮には角質層はなく、代わりに血管や神経、皮脂腺、汗腺など、皮膚のはたらきを支える組織があります。
- 4皮脂腺は皮下組織にある。:皮脂を出す皮脂腺は、毛穴とつながって真皮の中にあります。真皮のさらに下の、主に脂肪でできていて体温を保つ皮下組織にあるわけではありません。
- 5表皮の最表面は基底層である。:基底層は表皮のいちばん深いところにあり、新しい細胞をつくり出す層です。つくられた細胞は外へ押し上げられ、表皮の最も外側では角質層になっています。
出典:第37回 介護福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題24。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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