セキュリティ|平成30年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問66
PCで電子メールの本文に記載されていたURLにアクセスしたところ,画面に図のメッセージが表示され,PCがロックされてしまった。これは,何による攻撃か。
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〔画面に表示されたメッセージ(原典は PC の絵と吹き出しで描かれている)〕
このPCをロックしました。ロックの解除には,パスワードが必要となります。
パスワードを知りたい方は,48時間以内に振込みをしてください。お支払いいた
だけない場合,解除することができなくなります。お支払方法は以下のとおりです。
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- キーロガー
- スパイウェア
- ボット
- ✓ これが正解ランサムウェア
解説
機器を使えなくして、解除と引き換えに金銭を求める攻撃です。
画面に出ている文の中で、攻撃の種類を決めているのは金銭を求めている部分です。機器を使えない状態にするだけなら、遠隔から操られる仕組みでも起こせます。読まれた内容を外へ送る仕組みでも、操作の記録を取る仕組みでも、結果として動かなくなることはあります。ところが、使える状態に戻すことと引き換えに支払いを求めるのは、この種類の攻撃だけです。期限を切って急がせるのも、この手口の特徴です。ランサムウェアという名前の由来は身代金にあたる言葉で、人ではなく手元のデータを人質に取る形です。備えは、支払いに応じることではなく、別の場所に控えを取っておくことです。控えが同じ機器の中だけにあると、本体と一緒に使えなくなります。画面の文から攻撃を当てる問題は、何が起きたかより、何を要求されているかを先に読むと決まります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 打鍵の内容を記録して外へ送る仕組みで、盗み取ることが目的です。気づかれないほうが都合がよいので、画面に要求を出して自分の存在を知らせることはしません。支払いを求める部分と結び付きません。目的が隠れることにあります。
- 利用者の情報を集めて外へ送る仕組みで、こちらも気づかれずに続けることが目的です。機器を使えなくして解除の条件を出すという動きは含みません。画面に出た要求の文が、この種類では説明できません。表に出ない点で共通します。
- 外部からの指示で操られ、別の攻撃の踏み台にされる仕組みです。操られている間は利用者に気づかせない形が多く、金銭を要求する画面を出すことは目的に含まれません。使えなくすることはできても、要求の有無で分かれます。
この問題に関係する言葉
- ランサムウェアファイルを勝手に暗号化し、元に戻すことと引き換えに金銭を要求するマルウェア。復旧の備えがないと支払いを迫られます。
- マルウェアウイルスやランサムウェアなど、利用者に害を与える目的で作られたソフトの総称です。感染すると情報を盗まれたり操作できなくされたりします。
- スパイウェア
- ボット攻撃者の指示どおりに動くよう仕込まれた機器やプログラム。持ち主が気づかないまま、加害の側に立たされます。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問66(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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