セキュリティ|平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問97
公開鍵暗号方式と比べた場合の,共通鍵暗号方式の特徴として適切なものはどれか。
- 暗号化と復号とでは異なる鍵を使用する。
- ✓ これが正解暗号化や復号を高速に行うことができる。
- 鍵をより安全に配布することができる。
- 通信相手が多数であっても鍵の管理が容易である。
解説
誤りの三つが、すべてもう一方の方式のほうの特徴です。
二つの方式を比べる問いでは、四つの肢がどちらの説明かを先に書き出します。三対一に割れたら、その一つが答です。ここで問われているのは、同じ鍵で閉めて開ける方式のほうの特徴です。鍵が一つで済むぶん計算が軽く、閉めるのも開けるのも速く終わります。逆に弱いところは二つあって、どうやって相手に鍵を渡すかという問題と、相手が増えるほど鍵が増えるという問題です。この二つがそのまま誤りの肢になっています。もう一つの誤りは、閉めるときと開けるときで違う鍵を使うという説明で、これはもう一方の方式の定義そのものです。シラバスは共通鍵暗号方式・公開鍵暗号方式・ハイブリッド暗号方式の三つを同じ一行に並べています。両方の良いところを組み合わせたものが同じ行に在ること自体が、二つが対であることの現れです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 閉めるときと開けるときで別の鍵を使うという説明です。もう一方の方式の定義そのものなので、いちばん先に外せます。公開鍵暗号方式と呼ばれる側にあたります。四つを三対一に割れるかどうかで見れば、この肢がいちばん先に離れていきます。
- 鍵をより安全に配れるという説明です。配り方の難しさはこちらの方式の弱いところなので、正反対のことを言っています。鍵をどうやって渡すかは、この方式がいちばん苦手とするところです。長所として書かれていたら、まず疑ってかかります。
- 相手が多くても鍵の管理が楽だという説明です。相手ごとに鍵が要るので、人数が増えると鍵の数は急に膨らみます。ここも正反対です。共通鍵暗号方式の弱点のほうを、そのまま長所であるかのように書き換えてある肢になります。
この問題に関係する言葉
- 共通鍵暗号方式「共通鍵暗号」と同じ意味です。同じ鍵を送る側と受け取る側の双方が持つやり方を、手順として言うときにこの言い方をします。
- 公開鍵暗号方式「公開鍵暗号」と同じ意味です。配ってよい鍵と隠す鍵を対にして使うやり方を、手順として言うときにこの言い方をします。
- ハイブリッド暗号方式
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問97
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