セキュリティ|平成27年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問81
組織の活動に関する記述a〜dのうち,ISMSの特徴として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
〔記述〕
a 一過性の活動でなく改善と活動を継続する。
b 現場が主導するボトムアップ活動である。
c 導入及び活動は経営層を頂点とした組織的な取組みである。
d 目標と期限を定めて活動し,目標達成によって終了する。
- a, b
- ✓ これが正解a, c
- b, d
- c, d
解説
二つの記述が、それぞれ別の記述と正面から矛盾します。
四つの記述には、向きが逆の組が二つ入っています。続けるという記述と、目標を達成したら終わるという記述は、同時には成り立ちません。経営層を頂点とする記述と、現場が主導する記述も、両立しません。だから組ごとに片方だけを選べばよく、それだけで肢は絞れます。ISMSは終わりのない取組みで、方針は上から出ます。費用を付ける、部門をまたぐ規則を作る、事業をやめると決める、といった判断は現場だけではできないからです。組合せを選ぶ設問では、四つの記述を一つずつ吟味するより、逆を向いた対を先に探すほうが速く済みます。対が二つ見つかれば、選べる組み合わせは自然に一つに決まります。記述の数が増えても、この読み方は変わりません。対が見当たらないときは、一つずつ真偽を決めてから組を作ることになります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 続けるという記述と、現場が主導するという記述の組です。後者が、経営層を頂点とするという記述と正面からぶつかります。続けるかどうかの対を、正しい側で選べています。もう一組の対のほうで、上か下かの向きを取り違えています。
- 現場が主導するという記述と、達成したら終わるという記述の組です。二つとも、もう一方の記述に打ち消されます。二組の対から、どちらも誤っている側を選んでしまった形です。対が二つあると分かれば、まず起こらない選び方です。
- 経営層を頂点とするという記述と、達成したら終わるという記述の組です。前者は正しいのですが、後者が続けるという記述とぶつかります。上か下かの対を、正しい側で選べています。続けるかどうかの対で、逆の側を取ってしまいました。
この問題に関係する言葉
- ISMS情報を守る取り組みを、決めて実行し点検して直す流れとして続ける仕組み。個々の対策ではなく、その回し方のことです。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問81(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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