システム監査|平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問34
企業におけるガバナンスには,ITガバナンスとコーポレートガバナンスなどがある。ITガバナンスの位置付けとして適切な説明はどれか。
- ITガバナンスとコーポレートガバナンスは同じ概念である。
- ITガバナンスとコーポレートガバナンスは対立する概念である。
- ITガバナンスの構成要素の一つとして,コーポレートガバナンスがある。
- ✓ これが正解ITガバナンスはコーポレートガバナンスにとって,不可欠な要素の一つである。
解説
どちらが広い言葉なのかを先に決めてから、肢を読みます。
二つの言葉の関わりを問われたときは、どちらが広いかを先に決めます。会社そのものをどう治めるかという話のほうが、そのうち情報技術に関わる部分をどう治めるかという話より広くなります。だからITガバナンスは、会社ぜんたいの統治を成り立たせるために欠かせない一部という位置に置かれます。同じことを言っているようで向きだけが逆の肢は、必ず並べて出されます。この関わりを押さえておくと、誰が何に責任を持つのかも見えてきます。情報技術をどう使うかの方針は、技術に詳しい人だけで決めてよいものではありません。会社全体の目指す先に沿っているかを、経営の側が確かめる必要があります。内部統制と並べて置かれるのも、どちらも会社を健全に保つ仕組みだからです。外の目を入れて確かめる仕組みも、あわせて用意されます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 二つの広さが同じだという読み方です。片方は、もう片方の一部にあたります。二つの言葉が同じ広さで使われる場面を問われたなら、こちらのような読み方になります。実際には、そう扱われることはありません。広さが食い違います。
- 向きが逆を向くという読み方です。二つは同じ方向を向いています。二つの取組みがぶつかる場面を問われたなら、こちらのような読み方です。費用の取り合いは起きても、目指す先までは食い違いません。どちらも会社のために置かれます。
- 広い側と狭い側を取り違えた読み方です。含む向きが反対になっています。どちらが上位なのかを確かめずに読むと、この形を選んでしまいます。先にどちらが広い言葉かを決めておくのが、いちばんの備えになります。向きだけが逆です。
この問題に関係する言葉
- ITガバナンス組織が情報システムをうまく使えるように、経営者が方向づけと監視を行う仕組みです。情報セキュリティガバナンスとは範囲が重複する場合があります。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問34
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