ソフトウェア|平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問100
〔中問D・チェック数字〕〔テクノロジ〕表計算ソフトを使ってチェック数字を求めることにした。チェック数字を求める次のワークシート中のセル N2 に入れる適切な式はどれか。このワークシートは,セル B2 〜 M2 に数字を入力することで,繰り返し使うものとする。
〔中問D の記述(抜粋・再掲)〕S を 10 で割った余り R を求める。10 から R を引いた値をチェック数字 X とする。なお,この値が 10 になった場合は,チェック数字は 0 とする。
```
〔手順〕
(1)セル B1 〜 N1 に,ISBN コードの桁数を表す数値を入力する。
(2)セル B2 〜 M2 に,ISBN コードの 1 〜 12 桁を,各セルに 1 桁ずつ入力する。
(3)セル B3 〜 M3 に,ISBN コードの各桁に対応した重みを入力する。
(4)セル B5 に,ISBN コードに各桁の重みを掛けたものの合計を求める。
(5)セル B6 に,剰余関数を使った次の式を入力する。
剰余(B5,10)
(6)セル N2 に,チェック数字を求める式を入力する。
〔図3 チェック数字を求めるワークシート〕
| A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 桁 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 2 | ISBN コード | 9 | 7 | 8 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | 2 | 1 | 網掛け |
| 3 | 重み | 1 | 3 | 1 | 3 | 1 | 3 | 1 | 3 | 1 | 3 | 1 | 3 | |
| 4 | 網掛け | 網掛け | 網掛け | 網掛け | 網掛け | 網掛け | 網掛け | 網掛け | 網掛け | 網掛け | 網掛け | 網掛け | ||
| 5 | 和(S) | 68 | ||||||||||||
| 6 | 剰余(R) | 網掛け |
注記 網掛けの部分は,表示していない。
式を入れるのは N2(上の表で「網掛け」と書いた欄のうち,2 行目の N 列)。
```
- 10-B6
- B6-10
- 10-剰余(B6,10)
- ✓ これが正解剰余(10-B6,10)
解説
但し書きの一件まで満たす式は、四つのうち一つだけです。
求める桁は、十から余りを引いて出すものと定められています。ただし但し書きが付いており、引いた値が十なら零とします。十になるのは、余りがちょうど零だったときだけです。だから素直に十から引く式では、その一件で誤ります。零にすべきところで、十を返してしまうからです。そこで、引いた結果をもう一度十で割った余りにします。十から零を引くと十になり、十で割った余りは零です。余りが零以外なら、引いた結果は一から九のあいだに収まります。その範囲では、割り直しても元の値のままでした。だから但し書きの一件だけが零へ直り、他はそのまま残ります。この形の式を挙げた肢が当たり、例外を別に書く必要もありません。例外を別に書かずに、一つの式で片づく形でした。シラバスも、表計算のソフトを業務で使う力を求めています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 十から余りを引くだけの式のほうを挙げた肢です。余りが一から九のあいだなら、確かに正しい値を返します。ところが余りが零のとき、十を返してしまいます。但し書きが求める零には、直りませんでした。但し書きのその一件で落ちます。
- 余りから十を引く式というのが、この肢の中身です。引く向きが逆になっており、負の値が出てしまいます。求める桁は零から九までの数と決められていました。どの余りに対しても、範囲の外へ出てしまいます。そもそも範囲の外です。
- 余りをもう一度十で割ってから、十から引く式が、こちらです。余りはもともと零から九のあいだの数でした。だから十で割り直しても、値は何も変わりません。結局は十から引くだけの式と同じで、零のときに十を返します。
この問題に関係する言葉
- 表計算
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問100(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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