ITパスポート 平成21年度 秋期 問100
データベース
正規化に関する問題
〔中問C・PC 関連機器の販売管理業務〕〔テクノロジ〕図 2 の請求書を表として記録することになった。請求書の表を作成するに当たり,伝票番号,日付,取引先コード,部署名,商品コード,数量,単価の七つの項目を記録することにした。これらの項目を正規化して記録するとき,表の構成として適切なものはどれか。
〔中問C の記述(抜粋・再掲)〕I 社は,販売管理業務の情報をデータベースによって管理しており,販売時に図 2 の請求書を発行する。請求書には伝票番号が1つ付き,明細として商品ごとの商品コード・数量・単価が並ぶ。
〔図2 請求書の様式〕
見出し「請求書」/右上に 平成YY年MM月DD日
宛先欄 … [取引先名][部署名]/[役職][名前]様/[所在地][電話番号]
「下記のとおりご請求申し上げます。」
差出人欄 … 東京都文京区本駒込×丁目××番×号/株式会社 I/伝票番号 XXXXXXXXXX
明細の表 … 商品コード|商品名|数量|単価|金額(原典の枠は明細行が3行ぶん)
合計の行 … 合計|税抜|消費税|総額
〔選択肢の図〕肢ごとに「表の枠」が1〜3個ある。|で項目を区切ってある。
ア 表1 … 伝票番号|日付|取引先コード|部署名|商品コード|数量|単価
イ 表1 … 伝票番号|日付|取引先コード|部署名
表2 … 商品コード|数量|単価
ウ 表1 … 伝票番号|日付|取引先コード|部署名
表2 … 伝票番号|商品コード|数量|単価
エ 表1 … 伝票番号|日付
表2 … 取引先コード|部署名
表3 … 商品コード|数量|単価- ア 1つの表(伝票番号|日付|取引先コード|部署名|商品コード|数量|単価)
- イ 2つの表(伝票番号|日付|取引先コード|部署名)と(商品コード|数量|単価)
- ウ 2つの表(伝票番号|日付|取引先コード|部署名)と(伝票番号|商品コード|数量|単価)
- エ 3つの表(伝票番号|日付)と(取引先コード|部署名)と(商品コード|数量|単価)
答えと解説
✓ これが正解ウ 2つの表(伝票番号|日付|取引先コード|部署名)と(伝票番号|商品コード|数量|単価)
解説
分けるだけでは足りず、繋ぎ直せるかどうかまで見ます。
帳票をそのまま一枚の表にすると、繰り返しが生じます。一枚に商品が複数並べば、伝票の番号や日付も並ぶからです。同じ値が何度も入る形は整えられていない状態なので、繰り返す部分を別の表へ切り出します。切り出すのは、商品ごとに変わるコードと数量と単価です。ただし切り出しただけでは、どの帳票の明細なのかが分からなくなってしまいます。だから切り出した側に伝票の番号を残しておき、番号があれば二つの表を突き合わせて元へ戻せます。明細に番号を残した選択肢が正解です。番号を残さずに切り出した選択肢は、繋ぐ手立てを失います。三つに割った選択肢も、どこにも繋ぎの項目が残っていません。切り出した先にキーが残っているかを見ます。シラバスも、データの正規化の必要性を学ぶよう求めています。
ほかの選択肢の解説
- ア 1つの表(伝票番号|日付|取引先コード|部署名|商品コード|数量|単価):すべてを一枚の表に収めた形で、切り出していないので繰り返しがそのまま残ります。商品の数だけ伝票の番号や日付が並び、整える前の状態にとどまっています。
- イ …商品コード|数量|単価):明細を切り出し、繰り返しを消す一手は確かに踏んでいます。ところが切り出した側に繋ぐ項目がなく、どの帳票の明細かをたどる手立てを失います。違いは番号ひとつだけです。
- エ 3つの表(伝票番号|日付)と(取引先コード|部署名)と(商品コード|数量|単価):三つに割った形は、細かく分ければ整うように見えるかもしれません。けれどもどの表にも繋ぎの項目が残らず、取引先も明細も伝票と結び直せないので、元へ戻せなくなります。
関連用語
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問100(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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