第110回 午後 問6
公衆衛生看護活動展開論
フレイルに関する問題
人口100人のA地区は高齢化と過疎化が進行している中山間地域である。老人クラブの活動は積極的に行われているが、健康課題としてフレイルがある。民生委員、自治会役員、老人クラブは協力し合って、この課題に取り組む組織をつくることにした。この組織の種類はどれか。
- 1特定非営利活動法人〈NPO〉型
- 2セルフヘルプグループ型
- 3委員会型
- 4地縁型
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✓ これが正解4地縁型
解説
地域住民どうしのつながりで作る組織なので地縁型です。
地区組織の種類は、メンバーが何によって結び付いているかで見分けます。同じ地域に住んでいることによる結び付きで成り立つ組織を地縁型といい、自治会・町内会や老人クラブ、民生委員の活動などがその代表です。
A地区は人口100人の中山間地域で、民生委員、自治会役員、老人クラブという地区の住民組織が協力して、フレイルという地区共通の健康課題に取り組む組織をつくろうとしています。決め手は、メンバーが地区の住民として集まり、地区全体の課題を対象にしている点です。法人格を取得したという情報はなく、同じ病気や悩みを抱える当事者だけの集まりでもなく、行政が委員を任命して設ける会議体でもありません。したがって、この組織は地縁型に当たります。
組織の種類を問われたら、まずメンバーをつなぐものが住む場所なのか、共通の悩みなのか、目的と制度なのかを確かめると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1特定非営利活動法人〈NPO〉型:特定非営利活動法人〈NPO〉型は、特定の目的のために法人格を取得して活動する組織です。本問では法人を設立したという情報はなく、地区の住民組織どうしが協力して組織をつくる場面なので当てはまりません。
- 2セルフヘルプグループ型:セルフヘルプグループ型は、同じ病気や悩みを抱える当事者どうしが支え合う集まりです。本問のメンバーは民生委員や自治会役員など地区の住民組織の担い手で、当事者の集まりではありません。
- 3委員会型:委員会型は、行政などが関係団体の代表を委員として集め、会議体として設ける形を指すのが一般的です。本問は住民側の組織が自ら協力して取り組む組織をつくる場面なので、合いません。
出典:第110回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問6(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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