(2026年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問31
ライフプランニングと資金計画
キャッシュフロー表に関する問題
キャッシュフロー表の作成において、一般に、各年次の金融資産残高は、「( )」の算式により計算された金額を計上する。
- 1前年末の金融資産残高×(1+運用利率)+当年の年間収支
- 2(前年末の金融資産残高+当年の年間収支)×(1+運用利率)
- 3当年の年間収支×(1+運用利率)+前年末の金融資産残高
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✓ これが正解1前年末の金融資産残高×(1+運用利率)+当年の年間収支
解説
前年末の残高に運用益を付け、当年の年間収支を足して求めます。
キャッシュフロー表は、家族の将来の収入・支出・年間収支(収入から支出を引いた額)・金融資産残高を年ごとに並べ、資金の過不足を見通すための表です。ここで問われているのは、各年の金融資産残高をどう計算するかです。
一般的なキャッシュフロー表では、前の年の末にあった金融資産が1年間運用されて増えたと考え、その額に当年の年間収支を加えます。式にすると、前年末の金融資産残高×(1+運用利率)+当年の年間収支です。たとえば前年末の残高が500万円、運用利率が1%、当年の年間収支が30万円なら、500万円×1.01+30万円=535万円となります。年間収支がマイナスの年は、その分だけ残高が減ります。当年の収支は年の途中で出入りするお金なので、簡便のため運用益は付けずにそのまま足します。
したがって、空欄には前年末の残高にだけ運用利率を掛け、当年の年間収支を足す式が入ります。運用益が付くのは前年から持ち越したお金だけ、と覚えると式の形で迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2(前年末の金融資産残高+当年の年間収支)×(1+運用利率):前年末の残高と当年の年間収支を合計してから運用利率を掛ける式です。これでは年の途中で出入りした当年の収支にも1年分の運用益を付けることになり、一般的なキャッシュフロー表の計算の仕方とは異なります。
- 3当年の年間収支×(1+運用利率)+前年末の金融資産残高:運用益を付ける相手が逆になっている式です。1年間運用されるのは前年から持ち越した金融資産のほうで、当年の年間収支に運用利率を掛け、前年末の残高をそのまま足す計算は、残高の増え方を正しく表しません。
出典:3級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(2026年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問31(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。
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