令和元年度 秋期 午前 問31
ネットワーク
ノードの送信動作
CSMA/CD 方式の LAN に接続されたノードの送信動作として,適切なものはどれか。
- ア各ノードに論理的な順位付けを行い,送信権を順次受け渡し,これを受け取ったノードだけが送信を行う。
- イ各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ,使用中でなければ送信を行う。衝突を検出したらランダムな時間の経過後に再度送信を行う。
- ウ各ノードを環状に接続して,送信権を制御するための特殊なフレームを巡回させ,これを受け取ったノードだけが送信を行う。
- エタイムスロットを割り当てられたノードだけが送信を行う。
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✓ これが正解イ各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ,使用中でなければ送信を行う。衝突を検出したらランダムな時間の経過後に再度送信を行う。
解説
空いていれば送り、ぶつかったら待ってから送り直します。
この方式は、みんなが一本の伝送路を分け合って使う仕組みです。送りたいノードは、まず伝送路がふさがっていないかを確かめます。空いていればそのまま送り始めます。順番待ちのトークンのようなものは必要ありません。ただし、同じ瞬間に別のノードも空いていると判断することがあります。その場合は信号がぶつかり、どちらの内容も壊れてしまいます。そこで送っている最中もぶつかりを見張り、起きたら送信をやめます。待つ長さはノードごとにばらばらに決めます。同じ長さだけ待つと、また同時に送り始めてぶつかってしまうからです。確かめてから送ることと、ぶつかりを見つけて待ち直すことが、この方式の骨格です。混み合うほど、ぶつかりが増えて効率が落ちるという性質も持っています。いまの有線の設備では、スイッチが間に入ってぶつかり自体を減らしています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア各ノードに論理的な順位付けを行い,送信権…:あらかじめ決めた順位に沿って送信権を渡していく方式です。権利を持つノードだけが送るので、そもそもぶつかりが起きません。順番を決めておく方式は、混み合っても効率が落ちにくい特徴があります。待ち時間の上限を見積もれます。
- ウ各ノードを環状に接続して,送信権を制御す…:輪の形につないだ経路に、特別なトークンを回して送信権を渡す方式です。トークンを受け取ったノードだけが送るため、ここでもぶつかりは起きません。経路の形が輪になっている点も、大きな違いです。トークンが失われたときに作り直す仕組みが必要です。
- エタイムスロットを割り当てられたノードだけ…:時間を細かく区切り、割り当てられた区間だけ送る方式です。送る時間があらかじめ決まっているので、重なることがありません。時間で分けるか、確かめてから送るかという設計の違いです。割り当てた区間が空いても、他が使えないという無駄が出ます。
この問題の用語
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問31
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目A 問8:CSMA/CDに関する問題(LAN)
- 令和7年度 科目A 問10:WAFの説明(LAN)
- 令和6年度 科目A 問8(LAN)
- 令和元年度 秋期 午前 問39:バックドアに該当するもの(LAN)
- 令和元年度 秋期 午前 問37:WPA3に関する問題(LAN)
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