平成27年度 春期 午前 問20
ソフトウェア
LRUに関する問題
ページング方式の仮想記憶において,ページ置換えアルゴリズムに LRU 方式を採用する。主記憶に割り当てられるページ枠が 4 のとき,ページ 1,2,3,4,5,2,1,3,2,6 の順にアクセスすると,ページ 6 をアクセスする時点で置き換えられるページはどれか。ここで,初期状態では主記憶にどのページも存在しないものとする。
- ア1
- イ2
- ウ4
- エ5
答えと解説を見る
✓ これが正解エ5
解説
最後に使ってから最も長く経っているページが5です。
ページング方式の仮想記憶で使う LRU は、最後に使われてから最も時間がたっているものを追い出す方式です。ページ枠は 4 つなので、まず 1、2、3、4 が順に読み込まれて埋まります。5 を読む時点で最も長く使われていないのは 1 なので 1 が追い出されます。続いて 2 は枠の中にあるのでそのまま使われ、次の 1 で 3 が、その次の 3 で 4 が追い出されます。ここまでで枠に残るのは 2、5、1、3 の四つです。判定の軸は、この四つのうち最後に使われた時期がいちばん古いのはどれかという一点です。直前に 2 が使われ、1 と 3 もその手前で使われているのに対し、5 は 5 番目に読まれてから一度も使われていません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア1:いちばん最初に読まれたので古いと数えたくなりますが、7 番目にもう一度読まれています。最後に使った時期で選ぶ方式では、追い出される順番はかなり後ろになります。
- イ2:LRU で枠に残った四つの中では、最も早く読み込まれたものです。しかし 9 番目に読まれたばかりで、最後に使った時期でみると最も新しい部類です。
- ウ4:8 番目のアクセスの時点ですでに追い出されており、最後のアクセスを行う時点では枠の中に残っていません。枠にないものは追い出す対象になりません。
この問題の用語
- アルゴリズム問題を解くための、決まった手順や考え方そのものです。同じ問題でも手順によって、処理にかかる時間や必要な記憶量が変わります。
出典:平成27年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問20
同じ用語が出る問題
- 平成31年度 春期 午前 問18:理想的なハッシュ法の説明(アルゴリズム)
- 平成30年度 秋期 午前 問2:排他的論理和に関する問題(アルゴリズム)
- 平成29年度 春期 午前 問79(アルゴリズム)
- 平成29年度 春期 午前 問19:LRUに関する問題(アルゴリズム)
- 平成28年度 秋期 午前 問19:LRUに関する問題(アルゴリズム)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)