平成26年度 春期 午前 問20
コンピュータ構成要素
フリップフロップ回路に関する問題
メモリセルにフリップフロップ回路を利用したものはどれか。
- アDRAM
- イEEPROM
- ウSDRAM
- エSRAM
答えと解説を見る
✓ これが正解エSRAM
解説
SRAM のメモリセルはフリップフロップ回路です。
SRAM の頭にある S は静的という意味の語の頭文字で、電源が入っているかぎり書き込んだ値をそのまま保ち続けることを表しています。値を保っているのはフリップフロップ回路で、これは 0 か 1 のどちらかの状態を取り続ける性質をもった回路です。判定の軸は、メモリセルが回路の状態そのもので値を保っているのか、それとも電気の量として溜めているのかという点です。回路の状態で保つ側は、時間がたっても値が薄れないので、内容を定期的に書き直す操作を行わずに済みます。そのぶん動作は速いのですが、一ビットあたりに必要な素子の数が多く、大きな容量には向きません。そのため、小さくても速いことが求められるキャッシュメモリなどに使われています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アDRAM:DRAM のメモリセルは電気を溜める素子でできています。溜めた電気は時間とともに抜けていくため、一定の間隔で中身を入れ直す手当てが欠かせません。回路の状態で保っているのとは仕組みが違います。
- イEEPROM:EEPROM は電気的に消して書き直せる不揮発性のメモリで、電源を切っても中身が残ります。保ち続けるための仕掛けがそもそも別のものなので、回路の状態で値を持っているわけではありません。
- ウSDRAM:SDRAM は頭文字が同じなので紛れやすいのですが、この S は同期を意味する語であって、静的を意味する語ではありません。クロックに合わせて動くようにした仲間で、値の保ち方は電気を溜める側です。
出典:平成26年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問20
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)