平成26年度 秋期 午前 問33
ネットワーク
ウェルノウンポート番号の問題
TCP/IP ネットワークで,データ転送用と制御用に異なるウェルノウンポート番号が割り当てられているプロトコルはどれか。
- アFTP
- イPOP3
- ウSMTP
- エSNMP
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✓ これが正解アFTP
解説
転送用と制御用を別の番号に分けるのがFTPです。
設問が求めているのは、データを運ぶ通り道と、指示をやり取りする通り道とに、それぞれ別のウェルノウンポート番号が決められているものです。FTP はこの形をとっていて、ファイルの中身を流すための番号と、命令や応答をやり取りするための番号を分けています。分けてあると、大きなファイルを送っている最中でも指示の通り道が空いたままなので、転送の取りやめや一覧の要求といったやり取りを並行して行えます。判定の軸は、決められた番号が二つあり、しかもその二つがデータと制御という役割で分かれているか、という一点です。番号が二つあるだけでは足りず、分かれ方まで見る必要があります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イPOP3:POP3 は受信箱から手元へメールを取り出すためのもので、決められた番号は一つだけです。命令も本文も同じ通り道の上を交互に流れます。
- ウSMTP:SMTP はメールを送り出すためのもので、こちらも決められた番号は一つです。役割ごとに通り道を分ける作りにはなっていません。
- エSNMP:SNMP には、機器の状態を問い合わせるための番号のほかに、機器の側から知らせを上げるための番号も決められています。ただしその分かれ方は要求と通知の別であって、設問が限定した分け方ではありません。
この問題の用語
- POP3メールを受け取るためのしくみで、端末へ取り込んで読む形です。送信に使うものではなく、送信にはSMTPを使います。
- SMTP電子メールを送り出すときに使う取り決め。受け取る側の取り決めとは別なので、送信と受信で設定が分かれます。
- TCP相手に届いたかを確かめながら送る、信頼性を重んじた通信の約束事です。ポート番号でアプリを見分け、届かない分は送り直します。
- ポート番号同じ機器の中で、どの用途の通信かを見分けるための番号。住所が建物にあたるなら、これは部屋番号にあたります。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
出典:平成26年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問33
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 科目A 問8(プロトコル)
- 令和元年度 秋期 午前 問39:バックドアに該当するもの(TCP)
- 令和元年度 秋期 午前 問34:ポート番号に関する問題(ポート番号)
- 平成30年度 秋期 午前 問34:符号化に関する問題(SMTP)
- 平成25年度 春期 午前 問36:UDPを使用しているもの(POP3)
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