平成27年度 秋期 午前 問32
ネットワーク
IPアドレスに関する問題
LAN に接続された PC に対して,その IP アドレスを PC の起動時などに自動設定するために用いるプロトコルはどれか。
- アDHCP
- イDNS
- ウFTP
- エPPP
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✓ これが正解アDHCP
解説
起動時にIPアドレスを自動配布するのはDHCPです。
LANに接続したPCは、通信を始める前にIPアドレスやサブネットマスクなどの設定を持っている必要があります。管理者が一台ずつ手で設定する方法もありますが、規模が大きくなると手間が跳ね上がるので、起動時に集中管理された配布装置から自動で受け取る仕組みが広く使われます。この設問が問うているのは、その自動配布の役割を担うプロトコルの名前です。見分けるときの軸は二つで、一つ目は担う役割が名前解決なのか、ファイル転送なのか、通信路の確立なのか、それとも設定情報の自動配布なのかです。二つ目は、その動作が起動時などに一度に行われる配布として使われるのか、通信のたびに随時使われるものなのかです。設定情報の配布を、起動時に自動で行う役割を担うのは一つしかなく、それが正解にあたります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イDNS:DNSはドメイン名からIPアドレスを引き当てる名前解決の仕組みで、必要になった時点で問い合わせて答えを得ます。PCに割り当てるIPアドレスそのものを起動時に配布する役割ではありません。
- ウFTP:FTPはファイルを送受信するための仕組みです。運ぶ対象がファイルなので、PCに割り当てるIPアドレスを自動設定する役目とは働きの層が違います。この設問の役割には当てはまりません。
- エPPP:PPPは主に2点間の通信路を確立するための仕組みで、電話回線などで一対一の接続を作る際に使われます。多数の機器へまとめてIPアドレスを配布する役目とは目的が異なります。
この問題の用語
- DHCP機器へIPアドレスやサブネットマスクなどの設定を自動で配る仕組み。名前をアドレスに変えるDNSとは役割が違います。
- IPアドレスネットワークにつながった機器を見分けるための番号。通信はこの番号を宛先として届けられ、名前からは変換して求めます。
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
- プロトコル通信するときの、決まりごとや手順のまとまりのことをいいます。送る側と受ける側が同じものに従うことで、やり取りが成り立ちます。
- DNS人が読む名前と、機械が使う住所を対応づけて教えてくれる仕組み。これがないと、名前でつなぐことができません。
出典:平成27年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問32
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目A 問8:CSMA/CDに関する問題(LAN)
- 令和6年度 科目A 問8(プロトコル)
- 令和5年度 科目A 問8:ICMPに関する問題(DHCP)
- 令和元年度 秋期 午前 問41(DNS)
- 平成28年度 秋期 午前 問32:IPアドレスに関する問題(IPアドレス)
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