令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問6
システムの構成
複数の同種のプロセッサが主記憶を共有することによって処理能力を高めるコンピュータシステムの構成はどれか。
- アオーバドライブプロセッサ
- イコプロセッサ
- ウ疎結合マルチプロセッサ
- エ密結合マルチプロセッサ
答えと解説を見る
✓ これが正解エ密結合マルチプロセッサ
解説
主記憶を共有する同種のプロセッサ構成は密結合マルチプロセッサです。
マルチプロセッサは複数のプロセッサで処理能力を高める構成で、主記憶の持ち方で二つに分かれます。複数のプロセッサが一つの主記憶を共有し、一つのOSのもとで処理を分担する構成が密結合マルチプロセッサです。これに対し、プロセッサごとに主記憶を持ち、通信路でつないで協調する構成が疎結合マルチプロセッサです。設問は、同種のプロセッサが主記憶を共有して処理能力を高めると述べているので、密結合に当たります。主記憶を共有すれば密、それぞれが持てば疎、と対にして覚えておくと迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アオーバドライブプロセッサ:オーバドライブプロセッサは、既存のコンピュータのプロセッサを差し替えて性能を上げるための製品を指す言葉です。一つのプロセッサを置き換えるもので、複数のプロセッサで主記憶を共有する構成ではありません。
- イコプロセッサ:コプロセッサは、浮動小数点演算などの特定の処理を、主となるプロセッサに代わって受け持つ補助のプロセッサです。役割の違うプロセッサを組み合わせるもので、同種のプロセッサを並べて処理能力を高める構成とは違います。
- ウ疎結合マルチプロセッサ:疎結合マルチプロセッサは、プロセッサごとに専用の主記憶を持ち、通信でつながって処理を分担する構成です。複数のプロセッサを使う点は同じですが、主記憶を共有するという設問の条件に当てはまりません。
この問題の用語
- システムの構成機器をどう組み合わせてシステムを作るかという、組み立て方です。二重にする形や、待機を置く形など、目的で選び分けます。
出典:令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問19(システムの構成)
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問11:クロック周波数(システムの構成)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問19(システムの構成)
- 平成30年度 春期 午前Ⅱ 問2(システムの構成)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)