令和2年度下期第二種電気工事士筆記試験(午後)(電気技術者試験センター)問12
電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
絶縁物に関する問題
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絶縁物の最高許容温度が最も高いものは。
- イ600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)
- ロ600V 二種ビニル絶縁電線(HIV)
- ハ600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(VVR)
- ニ600V ビニル絶縁電線(IV)
答えと解説
✓ これが正解イ600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)
解説
最高許容温度が最も高いのは、架橋ポリエチレンのCVです。
電線は、使い続けて劣化しない絶縁物の温度の上限(最高許容温度)が材質で決まっています。電気を流すと電線は熱を持つので、この上限が高い材質ほど、熱に強いといえます。
600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)は、絶縁体に架橋ポリエチレンを使っています。架橋ポリエチレンは、分子どうしを化学的につないで熱に強くしたポリエチレンで、ビニル(ポリ塩化ビニル)より最高許容温度が高く、四つの中で最も高くなります。
二種ビニル絶縁電線(HIV)は、耐熱性を高めたビニルを絶縁に使うので、一般のビニルよりは高めですが、架橋ポリエチレンには及びません。ビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(VVR)と、ビニル絶縁電線(IV)は、一般のビニルを絶縁に使っていて、最高許容温度は低い側に並びます。覚え方は、CV(架橋ポリエチレン)が最も熱に強く、次が耐熱ビニルのHIV、普通のビニルのIVとVVRが最も低い、です。
ほかの選択肢の解説
- ロ600V 二種ビニル絶縁電線(HIV):HIVは、耐熱を高めたビニルを絶縁体にした電線で、IVなどより高い温度まで使える側にあります。それでも最上位は架橋ポリエチレンで、CVの上限温度の方がさらに上です。
- ハ600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(VVR):VVRは、ふつうのビニルを絶縁体とする丸形のケーブルで、使える温度の上限は低い方の組に入ります。架橋ポリエチレンのCVと並べると、上限温度はずっと低く、最高ではありません。
- ニ600V ビニル絶縁電線(IV):ビニル絶縁電線(IV)は、一般のビニルを絶縁に使う最も基本的な電線で、最高許容温度は4つの中で低い側です。熱に強い架橋ポリエチレンを使うCVの方が高い温度まで使えます。
出典:令和2年度下期第二種電気工事士筆記試験(午後) 問12(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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