平成24年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問50
配線図
配線図に関する問題
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⑳で示す部分に使用される器具は。
〔配線図の前書き〕図は、鉄骨軽量コンクリート造の工場、事務所及び倉庫の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
【注意】
- 1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き電灯回路は600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)、動力回路は600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)を用いたケーブル工事である。
- 2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
- 3.漏電遮断器は、定格感度電流30〔mA〕、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
- 4.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
- イ

- ロ

- ハ

- ニ

答えと解説
✓ これが正解ニ
解説
⑳は、電動機の開閉に使う電磁開閉器です。
配線図の⑳は、四角の中にSの字を描いた記号で、電動機(2.2kW)の手前にあり、電磁開閉器用の押しボタン(①)と点線でつながっています。電磁開閉器とは、押しボタンなどの操作で、電磁石の力により電動機の回路を入り切りし、過負荷から電動機を守る熱動継電器を組み合わせた器具です。
写真では、黒と白の箱形の器具で、上部と下部に端子ねじが並び、中央部に白い表示板、下部に目盛りのつまみが付いたものが、電磁開閉器の外観です。目盛りのつまみは、熱動継電器の整定のために付いています。
灰色の器具で円形の目盛り板、OFF・ONの字と50・60Hzの切替えのあるものは、時刻で入り切りするタイムスイッチです。30Aと書かれ、上下に端子が3つずつの箱形の器具は、配線用遮断器です。円筒形の本体に軸の出た器具は、電動機そのものです。
見分け方は、押しボタンで動かす電動機の回路に置く器具は電磁開閉器、と覚えることです。
ほかの選択肢の解説
- イ…中央に周りに数字が並ぶ青い円形の目盛り板があり、上に 50・60 Hz の切替えと OFF・ON の字、下部に S1 電源 S2 と L2 負荷 L1 の字のある端子ねじが4つある:円形の時刻板にOFFとON、50と60Hzの切替えの字が付く器具は、時刻に合わせて回路を入り切りするタイムスイッチです。押しボタンで電動機を動かす⑳の器具とは用途が異なります。
- ロ青い背景の灰色の箱形の器具で、上下にねじ端子が3つずつあり、中央に緑色の OFF の表示と 30A の表示、左の表示に CIRCUIT BREAKER、BBW-50S、Ui AC 500V、30 A の字がある:CIRCUIT BREAKERと書かれ、上下に端子が3つずつ並ぶ30Aの器具は、配線用遮断器です。電動機を押しボタンで入り切りする器具とは働きが異なり、⑳には当たりません。
- ハ…円筒形の本体の側面に端子箱があり、右に軸が出ていて、下に取付け脚がある:円筒形の本体に軸と取付け脚がある器具は、電動機そのものです。⑳の記号は電動機の手前にある開閉の器具で、電動機本体と同じ位置に置くものではないため、当てはまりません。
出典:平成24年度上期第二種電気工事士筆記試験 問50(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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