平成24年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問40
配線図
漏電遮断器に関する問題
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⑩で示す部分の接地工事の接地抵抗の最大値と、電線(軟銅線)の最小太さとの組合せで、適切なものは。
〔配線図の前書き〕図は、鉄骨軽量コンクリート造の工場、事務所及び倉庫の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
【注意】
- 1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き電灯回路は600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)、動力回路は600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)を用いたケーブル工事である。
- 2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
- 3.漏電遮断器は、定格感度電流30〔mA〕、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
- 4.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
- イ100〔Ω〕 1.6〔mm〕
- ロ300〔Ω〕 1.6〔mm〕
- ハ500〔Ω〕 1.6〔mm〕
- ニ600〔Ω〕 2.0〔mm〕
答えと解説
✓ これが正解ハ500〔Ω〕 1.6〔mm〕
解説
⑩は D種接地工事で、500Ω以下・1.6mm以上です。
⑩は、三相200Vの電動機(2.2kW)の金属製の外箱につなぐ接地です。使用電圧が300V以下なので、D種接地工事になります。D種の接地抵抗は100Ω以下が基本ですが、地絡を生じたときに0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置を施設すれば、500Ω以下まで緩められます。電線は、軟銅線で1.6mm以上です。
この回路は、分電盤P-1のBEから電気をもらっています。BEは漏電遮断器で、注意書きによると動作時間は0.1秒以内です。0.5秒以内の条件を満たすので、接地抵抗の最大値は500Ωとなり、電線は1.6mmです。
100Ωは緩和しない場合の値で、問われている最大値ではありません。300Ωは、D種の定めにない数字です。600Ωで2.0mmの組合せは、500Ωの上限を超えています。
覚え方は、D種は100Ω、漏電遮断器で0.5秒以内に切れるなら500Ωです。
ほかの選択肢の解説
- イ100〔Ω〕 1.6〔mm〕:100Ωは、遮断装置を設けない場合のD種の接地抵抗の上限です。この回路には0.1秒以内に動作する漏電遮断器があり、500Ωまで認められるため、最大値としては小さすぎます。
- ロ300〔Ω〕 1.6〔mm〕:300Ωという接地抵抗は、D種の値として定められていません。D種は100Ω以下、遮断装置があるときは500Ω以下の2通りで、その間の値を上限にする決まりはありません。
- ニ600〔Ω〕 2.0〔mm〕:600Ωは、D種の緩和後の上限500Ωを超える値です。漏電遮断器がある場合でも500Ωが限度なので、電線を2.0mmにしても、この接地抵抗を認める組合せにはなりません。
出典:平成24年度上期第二種電気工事士筆記試験 問40(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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